【感想・ネタバレ】賢治の学校2のレビュー

あらすじ

宮沢賢治の童話に出てくる「いじめ」のシーン。賢治がとらえる「いじめ」を「いま」に重ね、いじめとどう向き合えばいいのかを考える。子どもたちの犯罪が相次ぐ中、その源である親と子、家族のつながりについて改めて考える。

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Posted by ブクログ

鳥山さんは今必要なものは「野生」の復活だという。縄文時代の狩猟の模擬体験をすると子どもたちが嬉々として輝き出し,やめようとしないという。私のクラスで休み時間にラグビーのまねごとをした時もそうだった。子どもたちの心に眠っている「野生」がぱっとはね起きる。昔の子どもたちは自然の懐でいたずらや冒険を繰り返したが,今の子どもたちもそれを欲している。

学級崩壊が話題になっているが,鳥山さんは,「管理強化」でなく「管理がゆるくなった」せいだといっている。私もそうだ。私は教師になって*年目を迎えたが,管理は年々ゆるまり,子どもの意にそうような形で教育活動は展開されている。子どもが言いたいことを言える時代が来たのだ。

ナイフを持っている子どもたちにナイフを持つなと指導することより,なぜナイフを持とうと思ったのか,そこのところを探る必要がある。そこまで追い込まれた子どもの心情を。大人が成長し,大人がホントに自己実現するところからはじめなければいけない気がする。まず変わるべきなのは私も含めた大人自身だ。 

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2019年01月03日

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