あらすじ
凶竜という怪物に地上を奪われ、すべての人類が外界と遮断された、たった1つの建物で暮らす世界。
最下層に住む少年・カブは、見れるはずもない「本物の空」を夢想しながら日々を過ごしていた。
そんな彼の元に、最上層から謎の少女・リゼッタが堕ちてきたことで、運命の歯車が次第に回り始める。
誰も見たことがない世界で紡がれる、”超”王道ファンタジー!!
『約束のネバーランド』、『BEYBLADE X』の出水ぽすか先生による応援コメントと、ここでしか見られない穂朔零先生の描き下ろしイラストを収録!
【本作品は『斜陽のゆりかご』第1巻~第5巻を収録した合本版です】
感情タグBEST3
翼持ちの、戦い
イラストが細かいのに、世界観が分かり易い。空や街が広がって見える。
翼を植えられた?
白羽と黒羽の違いは?
主人公も、少年も、応援したい。
こっちが本命
「合本版」とあるが、通常版の方が実質分冊版で、こちらが普通の単行本レベル。
つまり、こちらをメインに購入した方がいいと思われる。
ただ、合本版の出版ペースが遅い。
合本版の1巻が通常版の1-5巻、2巻目が6-11巻まで。
そして現在(2025年12月)通常版は24巻まで出ているので、合本版でも少なくとも4巻あたりまで出せるはずなのに、まだ2巻までしか出ていない。
価格もやはり気になるところ。
合本版の1~2巻共に660円というのは、今ではむしろ安めなくらいだが、ページ数が2巻は133Pしかない。
ページあたりの単価が4.96円程度で、これは通常の単行本180Pに直すと900円近い価格となり、少し割高と言わざるを得ない。
この辺りは出版メディアであるアンブル編集部の問題といえる。
一方、内容に関しては今のところ文句なし。
丁寧に描きこまれた絵、独特な世界観、味のあるキャラクター、どれを取っても文句なし。
この手のファンタジーものとして、かなりの名作になりうる作品だと思う。