あらすじ
さようなら「会社任せのキャリア」
会社がキャリアを保証する時代は終わった。
社会人生活15年、38歳までのゴールデンタイムに挑戦を続け、充実した人生を送るための思考と行動とは?
日本企業が「ジョブ型」へ舵を切ることにより、今まさにゲームのルールは変わりつつある。そのルールを知っているかどうかで、キャリアの戦い方が変わる。すなわち、主体的なキャリア戦略を持つか持たないかで、人生に対する充実感や豊かさに大きな格差が出る。社会人生活15年、38歳までに身につけたいキャリア構築術を解説する。
「ジョブ型時代」の5つの行動原理
1.学びの俊敏性
2.持論を形成する
3.適切に主張する
4.前向きに捉える楽観性
5.チームワークに貢献する
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自律的なキャリア形成
アクティブであること
自己ブランディングを行うこと
コミュニケーション
傾聴を心がける
率直かつ柔らかい表現で自身に主張を伝える
断るときは代替案を提示する
物事を前向きに捉える力
目指すはTT人材
Posted by ブクログ
会社の人事評価が、ジョブ型に変わる中手に取った一冊。
今後の仕事は、タスクに対してできそうな人にしか当てがわれず、自分でキャリアや成長をデザインしていかなければ行けない。
新入社員時代に、自分で育つ覚悟を持てと言われそれを思い出した。
Posted by ブクログ
日本版ジョブ型雇用の定義や今後浸透していく背景、そうした状況下でのキャリア形成における重要な点をまとめてくれている良書だった。
日本版ジョブ型雇用の定義や浸透していく背景については同意見。
従来通り簡単に従業員を解雇できない制度は残しつつ、少子高齢化やテクノロジーの進歩による配置転換や希望退職を募るような形で組織を再編していくことになるという点は、日頃読んでいる新聞記事などからも感じている。
会社が敷いたレールに乗って仕事をしていく時代は終わり、自らでキャリアを考えゴールから逆算して経験を掴み取っていく必要があるという筆者の意見については私も同意見だ。
最後の方に書かれていた進む・転じる・止まるといったキャリアの3つの方向性は育休取得中の私にとってはよく考えさせられるパートだった。
今まで自分のキャリアの中では進むと転じるを繰り返してきた。
一度育休中に立ち止まって内省をしたり、自己研鑽をして復帰後のキャリアに活かしたい。
また、仕事や遊びなど目先のことばかり追いかけて、長期的な目を持てていないと感じた。
老後に困らない体力作りや交友関係づくりなど、バランスをとりながら生活したいと感じた。
Posted by ブクログ
会社任せのキャリアからキャリアオーナーシップを持ち、自分で歩む時代へ。
ロールモデルは?
その人だからと言われないような工夫。
アサーティブなコミュニケーション、やってみるかどうかが重要。
目標を持ち、邁進する。
Posted by ブクログ
良書。
終身雇用終わり〜これからはジョブ型とか騒がれているけど、自分にどの程度影響あるのだろう…??という疑問に応えた一冊。
会社員ならば是非読んでおきたいですが、特に日系企業勤めの方にはおすすめです。
Posted by ブクログ
人生100年時代のキャリアは
会社で選ぶ「メンバーシップ型」から
職務で選ぶ「ジョブ型」へと移行していく。
それに伴って、キャリア構築の主体は
会社ではなく個人へと変容していき
仕事スキルや知識・経験値のほか
コミュニケーション能力やコンピテンシーといった
人格的な要素も重要視される。
寿命が延びれば就労期間も比例して延びることは避けられず、今後は「学び→実践によりスキルと経験値を広め深める→職務と自己を最適化」のループが必須になる。
このように、会社に依存した経歴ではなく個人の職務や経歴が主体となるのがジョブ型時代だ。
2020年代が大きな変革期であることは間違いないが、結局は能動的に考え行動できるかどうかが鍵となる。横並びでみんなと同じことが美徳かつ安全という価値観を強く持っている日本人には適応し難い変化かもしれないが、まさにそんな波にもとりあえず乗ってみることができるかどうかがジョブ型時代の最初の一歩なのかもしれない。
Posted by ブクログ
昨今話題の「ジョブ型」雇用。
メディアで盛り上がってはいるものの、日本にどれだけ浸透するかは、雇用関連の法制とも関係していて未知数だ。〈「ジョブ型」を導入しても、新陳代謝のために「役職定年」を残す企業は多い〉とか。タイトルにある“日本版”になる可能性は結構ある。
本書は、ジョブ型雇用下でどうキャリア戦略を描けばよいか、主に中堅ビジネスパーソン向けに書かれている。
古い価値観だと、謙虚にふるまうこと=大人の会社員みたいなところがあるのだが、ジョブ型時代には〈「能ある鷹は爪をアピールする」ことが重要〉だとか。
ま、そりゃそうだ。できる能力が分からないと人材を集められない(最近職場で増えている、DX系の転職組は実にこの辺のアピールが本当にうまいと思う。実際の能力の有無は別にして…)。
筆者同様、意外感があったのが、〈エンジニアの世界では英語ができないと厳しい〉という事実。技術の進歩がはやいエンジニアの世界では、ネットでエンジニア同士が意見交換をしているからだとか。→高校の進学指導の先生とかにもぜひ知ってもらいたい。
「ジョブ型ってどうよ?」と思って手に取ったのだが、本書にはどんな制度でも生き抜いていけるビジネスパーソンの行動指針やコミュニケーション術が描かれている。サブタイトルにある「38歳までに」はとうに過ぎているのだが、少し日頃の行いを改めてみようと思った次第…。
Posted by ブクログ
私自身、外資系の会社で働いており、会社でキャリアの機会が与えられないと不満に思っていた。
しかし、自分の働く会社ではジョブ型のキャリアを採用しており、そもそもキャリアの機会は会社から与えられるものではないと気付くことができた。
そのため、キャリアを考えたときに、会社に残ってキャリアの機会を求めるのではなく、自分から動かなければならないと感じた。
【本の内容について】
サクサク読める。38歳まで、と書いてあるが、38歳以降でも読めると思う。
紙とペンを用意して、自己分析をしながら読んでいくとよいと思う。
【Action Item】
転職活動を進める。
Posted by ブクログ
偶発性がチャンスにつながる。具体的には
・自分の興味分野、勉強してる分野をアピール
・また、そういうチャンスは上の人の好き嫌いに依るところもおおきい。そのためにはポジティブな印象でいてもらう必要がある。具体的には、ある程度の要求は受けつつ、自分の要望をうまく伝えていく。
・適切に主張する力、交渉力
→傾聴を心がける、率直かつ柔らかい表現で自身の主張を伝える、断るときは代替案を提示する。
枕言葉を添える。率直に申し上げて、正直に申し上げると。
・新しい職場でのスタンス
→基本的にはギブでいく。ただし、テイカーに対しては、相互のウィンウィンを重視するマッチャーで。