あらすじ
ベアトリス姫と同じ瞳と髪の色を持つ奴隷のリリアンは、その見た目を買われ、彼女に仕えることに。ある日、ベアトリスに「血まみれ王子」と恐れられているテオドシウス王子との縁談が持ち込まれる。
結婚を逃れたいベアトリスは、リリアンに自分のフリをさせ、嫁がせるが……。
成り代わりから始まる、冷血王子とのファンタジー・ラブストーリー!
【本作品は『元奴隷の身代わり姫は、冷血王子の花嫁になって溺愛される』第1巻~第4巻を収録した合本版です】
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匿名
奴隷を虐殺していた王家。
姫様と同じ瞳と髪の色を持つ奴隷のリリアンは、ベアトリス姫に仕えることに。
リリアンは、姫に命を救われた、己の命を捧げると忠誠を誓った。
成長したベアトリス姫のもとに「血まみれ王子」と恐れらるテオドシウス王子との縁談が持ち込まれる。
既に意中の相手がいる姫は、リリアンを身代わりに嫁がせる、駆け落ちしてしまう…。
しかし、早々に王子に偽物だとバレてしまい!?
死ぬ気になれば
苦難の人生だが、そのさきに幸せな道が残されているのか…。溺愛にはまだ少し遠いようだが、庇護欲をかきたてられ独占欲も出てきたヒーローに何とかされるだろう。ヒロインには、自分自身の生きる道を見つけてほしい。
匿名
変わることの重要性
人が他人に影響され自身の生き方を良い方向へと変えるというのは、決して特別なことではないのだなぁと思いました。王子はヒロインと出会って大きく変わっていきます。
主役たちも素敵だけど
侍女ーズが「奴隷の侍女をするとは思わなかった…」と言いながら、1巻の時点でいじめいじめられの関係ではなく、乗馬をしようとするヒロインに「馬なめんな」と止める下りが微笑ましかった。
ヒロインは「辛い環境でも優しさを忘れていない御涙頂戴のヒロイン」ではなく、単に感覚が周囲とはずれて育っている感じが見てとれる表現になっていて、それがストンと受け取れるような物語の編み方がすごく好きです。