「…俺 異世界で金貸しやるよ!」
前世で得た金融知識と本来の価値を見ることができる祝福(ギフト)を使って成り上がる、異世界マネーファンタジー!
死んだ父の借金を稼ぐお人好し高卒フリーター・黒根健司(くろねけんじ)。
いやいや始めたヤミ金の仕事で債務者に飛ばれて絶体絶命な彼の目の前に、トラックに轢かれそうな子供が…!
とっさに助けてしまった彼が目を覚ますと、そこは見知らぬ景色や動物が存在し、数字や文字が表示されるゲームのステータス画面のようなものが見える異世界だった。
見知らぬ動物に襲われたところを教会の牧師の少女・フランに助けられ、彼女に、特別な者に与えられる特殊スキル「祝福(ギフト)」の存在を教えてもらい、自分の左目にはその物の本来の価値、原価、人としての価値が見えることがわかった。
金融の知識とギフトを駆使し、「ゴルディオン金融」で異世界を生き抜く!
特殊能力+金融といった新感覚異世界ファンタジーです。
特におすすめしたいポイントは、主人公のクローネ(黒根健司)が金貸しを行うことに対し、貸金業は人の弱みにつけ込む商いだと反対するフランに、「誰かれかまわず助けてたら 本当に助けるべき人間が現れた時に助けらんなくなっちまうぜ」とクローネが言い放つところです。
ただのお人よしではなく、現実は甘くないことがわかっている主人公だからこそ、言えるセリフが刺さります。
一風変わった異世界転生を読みたい方におすすめしたい作品です!
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匿名
主人公の眼はやはり金銭価値を見る能力のようでした。
主人公が闇金業者でヒロインが修道女、というのがアンバランスで面白いですね。
やっぱりお金を狩りに来るのは善人ばかりじゃなかったんだなっていう展開です。でも、本当に困ったら手を差し伸べるみたいですね。
匿名
主人公の能力が使われてここからどんな成り上がりを見せてくれるのか。個人的にはあんまりいい能力には思わなかったけど、きっと予想しない使い方とかあるんだろうなー。
シスターの人の好さに付け込んでいた人を撃退した主人公ですが、困っている人には無償で貸すけど、お金がある人からはちゃんと取り立てる金融王になっていくのかな?
黒根の目には祝福(ギフト)
フランに祈りに誘われ、フィナポ教会の聖堂所で、フランから「祝福(ギフト)」という特殊スキルについて聞いた黒根。教会が信徒からのお布施で、困っている人に無利子でお金を貸していることを知る。金の無心に来たジャックが銀貨4枚を持っているのを見抜き、返済させる。