佐々木信一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
幼稚園や保育園でモンテッソーリ教育を実践してきた著者がその思いと経験談を本にした一冊。0歳から6歳までの「敏感期」に人間の神経細胞は8割方発達する。その間に運動、感覚、言語、数といった能力を獲得するが、大人のように決して座学で習得するのではなく、大人を真似たりしながら、主体的に自発的に学び取っていく。そして習得できれば達成感・満足感が得られ、次なる習得への意欲が湧き、そうしたサイクルを経て知性や自立心が養成される。そのことを幼稚園・保育園で見た実例を踏まえながら、繰り返し、繰り返し訴えていく。
モンテッソーリ教育ではおもちゃを「教具」と呼び、使い方を大人が「提示」した上で自己活動に没入させる。また子供が庭でアリの観察に没頭していても、それを重要な感覚教育と捉えフォローする。自由にやらせているようで実は、教員は環境を整えながら子供の発達をフォローしている。一斉教育では得られない世界に魅力を感じるが、それだけに日本ではなかなかない世界かもしれない。
なればこそ家庭では、と考えるが、本書では幼稚園・保育園での経験談が多く具体的な示唆は少ない。教具を揃えることも家庭では難しいが、ただ考え方というか大人の心構えとして、子供のこだわりとか無駄な動きとか何でも触りたがることとか、頭ごなしに否定せず、大事な発達プロセスなんだ、と肯定的に見る余裕が必要なのだと思う。
なお他の方も書いているが、オビに「究極の英才教育」とあるのはキャッチ過ぎる。米国は教育改革の一環としてモンテに着目した、と指摘する端書を指しているようだが、あくまで端書であって紙幅を割いて教育効果を立証している訳ではない。また家庭教育レベルで考えれば、子供の興味関心を育てるというのは英才教育というより、親として当たり前のことではないか。 -
Posted by ブクログ
個人的には、モンテッソーリ教育がどのようなものか、この本でようやく確認。近年、大学での必修外国語科目でも、教室での学習スタイルを個人個人に合わせたものへ変化させており、理想とするクラス像はモンテッソーリと同じだなと実感。ただ、大学では教師の負担が増えてしまい(教える内容が複雑で、個々に合わせるとフィードバックが大変)悩みどころ。家庭では、、そうか、やっぱり無理矢理やらすのはダメだな。。
・心を真白にして、子どもの声を聞く。
・子どもが興味を持ったものを見逃さない。そこから展開させていく。
・子どもには計り知れないほどの集中力のパワーがある。
・何かに夢中になっていた子どもが飽きた瞬間(満足したとき)、次のものを。
・ 子どもは本質的に学ぶことが好き。
・小学生ではもう遅い。乳幼児期が大切。
色々と反省するばかりです。