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アメリカの子供たちは、科学技術の基礎学力としての数学や物理学といったものが特に苦手だった。この分野のみならず、子供たちの学力を上げ、やがては優秀な科学者やエンジニア、経営者になる子供たちを育てていくことが、アメリカの未来を左右するとても重要な課題であったのだ。アメリカは、過去の教育方法の中から、どれが今の子供たちに活かせるか徹底的に検討を始め、その際大きな注目を浴びたのがモンテッソーリ教育だった。
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Posted by ブクログ
モンテッソーリ関係の本を何冊か読んだ後に読みましたが、モンテッソーリ教育が子供にどう影響があるのか、どのような効果があるのか、がすごくよくわかる本です。
やっぱり幼児教育に興味あるかも。 子供だけに限らすだけど、生活のひとつひとつをゆっくり、きちんとこなしていくゆとりが欲しい。 でもシュタイナーとかも全部そうだけど、あんまり狂信的になっちゃうのも逆に怖いよね。 マクロビとかさ。
タイトルの「101%」に著者の人柄と子供に対する深ーい愛情がにじみ出ていると感じる。詰め込みの早期教育とは対角線にある能力育て(「開発」とは表現したくない。)の本だと思う。モンテッソーリ教育の具体的手法についてもきちんと書かれている。良書。
古い理論ではあるが日本では実践出来てない。乳幼児期6歳までが大事なのは何でも一緒だが、モンテッソーリ的教育環境が少なすぎる。6歳まで育休を取るのは理に適っている。せめて少子化なのだから小学校で少し取り入れて行くのはどうだろうか。
押し付けの早期詰め込み教育は、意味がなく有害であることが書かれている。 とはいえ、何かしなきゃ。 と大人は思うわけで、 子供が興味を示すものがその子の学び時 (この本では敏感期と呼んでいる) という明確な答えが示されている。
モンテッソーリ教育に興味を抱いて読んだ一冊。「子供は自ら主体的に学ぶ」ことを前提に、子供個人の興味・関心を軸に進めるやり方には共感。家庭だけで実践するのは難しそうなので、方針の合う幼稚園や保育園を探すしかないのかもしれません。
やはり親のペースに巻き込むのではなく、子供一人ひとりのペースにできるだけ合わせてあげるのが、最終的には一番いいのではないか?と思わせてくれる一冊です。
幼稚園や保育園でモンテッソーリ教育を実践してきた著者がその思いと経験談を本にした一冊。0歳から6歳までの「敏感期」に人間の神経細胞は8割方発達する。その間に運動、感覚、言語、数といった能力を獲得するが、大人のように決して座学で習得するのではなく、大人を真似たりしながら、主体的に自発的に学び取っていく...続きを読む。そして習得できれば達成感・満足感が得られ、次なる習得への意欲が湧き、そうしたサイクルを経て知性や自立心が養成される。そのことを幼稚園・保育園で見た実例を踏まえながら、繰り返し、繰り返し訴えていく。 モンテッソーリ教育ではおもちゃを「教具」と呼び、使い方を大人が「提示」した上で自己活動に没入させる。また子供が庭でアリの観察に没頭していても、それを重要な感覚教育と捉えフォローする。自由にやらせているようで実は、教員は環境を整えながら子供の発達をフォローしている。一斉教育では得られない世界に魅力を感じるが、それだけに日本ではなかなかない世界かもしれない。 なればこそ家庭では、と考えるが、本書では幼稚園・保育園での経験談が多く具体的な示唆は少ない。教具を揃えることも家庭では難しいが、ただ考え方というか大人の心構えとして、子供のこだわりとか無駄な動きとか何でも触りたがることとか、頭ごなしに否定せず、大事な発達プロセスなんだ、と肯定的に見る余裕が必要なのだと思う。 なお他の方も書いているが、オビに「究極の英才教育」とあるのはキャッチ過ぎる。米国は教育改革の一環としてモンテに着目した、と指摘する端書を指しているようだが、あくまで端書であって紙幅を割いて教育効果を立証している訳ではない。また家庭教育レベルで考えれば、子供の興味関心を育てるというのは英才教育というより、親として当たり前のことではないか。
つくづく環境は人を変えると 思わせてくれる本 発達を成功体験と、繰り返しと さらなる挑戦っていうスパイラルで 描いているけど これは幼児教育だけでなくて ほかの事にも当てはまるだろう この教育うんぬんではなく スパイラルの大切さが身に入ってくる
個人的には、モンテッソーリ教育がどのようなものか、この本でようやく確認。近年、大学での必修外国語科目でも、教室での学習スタイルを個人個人に合わせたものへ変化させており、理想とするクラス像はモンテッソーリと同じだなと実感。ただ、大学では教師の負担が増えてしまい(教える内容が複雑で、個々に合わせるとフィ...続きを読むードバックが大変)悩みどころ。家庭では、、そうか、やっぱり無理矢理やらすのはダメだな。。 ・心を真白にして、子どもの声を聞く。 ・子どもが興味を持ったものを見逃さない。そこから展開させていく。 ・子どもには計り知れないほどの集中力のパワーがある。 ・何かに夢中になっていた子どもが飽きた瞬間(満足したとき)、次のものを。 ・ 子どもは本質的に学ぶことが好き。 ・小学生ではもう遅い。乳幼児期が大切。 色々と反省するばかりです。
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子供の潜在能力を101%引き出すモンテッソーリ教育
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佐々木信一郎
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