稲垣恭子のレビュー一覧

  • 女学校と女学生 教養・たしなみ・モダン文化

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    女学生の生活を垣間見るのに大変参考になりました。
    いつの時代も思春期のお嬢さんって、かわらないんだなあと実感いたしましたよ。

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    2009年10月04日
  • 女学校と女学生 教養・たしなみ・モダン文化

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    京都大学大学院教育学研究科長の稲垣恭子氏が、主に明治・大正・昭和(戦前)の女学生についてまとめたもの。最後の章では戦後の女子大生についても扱っています。今や絶滅(危惧?)種である女学生の実態を「文学少女」「手紙」「堕落次女学生」「ミッション」などのキーワードで考察しています。当然、ある程度裕福なお家のお嬢様が中心なのですが、日記や手紙からは、当時の女学生が現代のイメージよりもかなりアグレッシブな生活をしていたことがわかります。学生文化は過去から現代へ一本道で繋がってるんだなと思ってみたり。

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    2018年08月19日
  • 女学校と女学生 教養・たしなみ・モダン文化

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    ネタバレ

    この前に女學校という小説を読んだので
    目についた、この本を手に取った
    入門書として面白いと思う

    女学生についての本はこれが初めてなので
    鵜呑みにしていいか分からないが
    「エス」なるものがあり(「おめ」とも言うそう)
    「マリア様がみてる」を思い出した
    当時の上級生が下級生に送った手紙などが掲載されている
    いきなり言葉を交わすより手紙で
    「妹よ」だの「お姉さま」だの初っ端から書いてあり
    どうぞ、お返事くださいねみたいなことが書いてある
    マリみては、それが元ネタではないようだが
    学校に強要された制度でもないのに現実だと
    自発的に妹や姉になることをお願いしていたようだ
    「エス」なぞ知らなかったが女子

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    2016年04月12日
  • 女学校と女学生 教養・たしなみ・モダン文化

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    旧制高等女学校の生徒たちは、戦前期の女性教養層を代表する存在だった。
    同世代の女性の大多数とはいえない人数であったにもかかわらず、明治・大正・昭和史の一面を象徴するものだったことは疑いない。
    本書は、彼女たちの学校教育、家庭環境、対人関係の実態を検証する試みである。
    五〇年弱しか存在しなかったにもかかわらず、消滅後も、卒業生たちの思想と行動をコントロールし続けた特異な文化の再発見。

    [ 目次 ]
    序章 女学生とは
    第1章 文学少女
    第2章 女学生の手紙の世界
    第3章 堕落女学生・不良少女・モダンガール
    第4章 ミッション女学生
    終章 「軽薄な知」の系譜

    [ POP ]


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    2011年04月06日
  • 女学校と女学生 教養・たしなみ・モダン文化

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    女学校に対する世間の目の変化、「不良女学生」などなど
    歴史として面白かった。各歴史ある女学校の校史とか、読んでみたいな

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    2010年05月20日
  • 女学校と女学生 教養・たしなみ・モダン文化

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    戦前における女学生による文化、文学、教養をテーマにしたもの。

    辛酸なめ子による『女子校育ち』と対になる内容と思われる。

    辛酸なめ子の『女子校育ち』が「「卒業したとたん、魔法は解けて全てはなかったことになりました」という一言でくくれるのに対して、こちらは「万年女学生」という言葉が象徴するように、関係が永続し、校内で醸成された関係性がそのまま社会にスライドしていくという位置づけの違いが興味深い。

    しかし、本書には残念ながら卒業後の進路や来し方についての記述がなく、なぜ関係性が永続していくのかという点が記されていない。

    言わずもがな、ということは分かっているが、単純に「仲の良かったお友達とは

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    2015年09月05日
  • 女学校と女学生 教養・たしなみ・モダン文化

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    戦前の旧制高等女学校の生徒(女学生)自身やその周囲の人たちが何を感じ考えていたのかをまとめた本。
    当時の女学生(いまでは相当なおばあさん)のインタビューが、乙女魂は不滅ですのよ、とばかりに、いちいち可愛い。

    それにしても、参考文献を一瞥すれば分かるように、同時代的に女学生を論じた資料の何と多いことよ。「モダンガールの研究」に「実地精査 女子遊学便覧」に「青年子女堕落の理由」に、などなど。
    女子学生は文化風俗の最先端を突っ走り続けているから研究課題になりやすいのだろうけれども、昔のオッさん達も女学生が気になって気になって仕方なかったんだなぁということがよく分かった。

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    2011年01月06日