吉田徹のレビュー一覧
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21世紀初頭の先進資本主義国における右派ポピュリズムの躍進や関連するオルタナ右翼の人種差別主義、歴史認識の政治化、過激なイスラーム主義によるテロリズム、me too運動などは、すべて1968年革命でリベラリズムが「個人」を解放した結果として生じている(本書の言葉で言えば「ウーバー化」)ということを論じている。
“ 政治は作用と反作用からなる。作用する主体や次元が変転すれば、それに呼応する反作用も新たな性質を帯びる。既存の政治がリベラルという価値に軸足を置けば、それへの対抗軸は非リベラル、反リベラルなものとなる。その事実を認めないかぎり、次の時代の政治は見えてこない。権威主義的なニューライト、 -
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前回読み終えた「世論の曲解」に続き、政党や選挙に絡む本として読みました。
以前、メディアで、二大政党制についての言及があり、時代は二大政党制というような感がありましたが、私は、正直二大政党制については疑問がありました。その疑問について、疑問が晴れるというよりも、やっぱりそうだ。二大政党制がいいのではないという確信に至った1冊です。
55年体制が崩れるまでは、自民党の中で、派閥による政権交代がなされてきました。その中において、野党はその自民党政権を批判するための組織として機能するも、政権を担えるような形ではありませんでした。確かに派閥内での政権交代を行ってきたとはいえ、それでは、パラダ -
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この本の前半(第三章まで)は二大政党制がすぐれた制度ではないことを論証しています。政治理論あるいは選挙制度理論を懇切丁寧に解説しており、政治学初心者の私にもなんなく理解できました。
90年代から日本経済の低迷が続いていますが、それと並行して政治の低迷(混乱)も90年代から今まで続いていることを示唆しています。
第五章では今後のデモクラシーのあり方についていくつかの理論が照会されていますが、抽象的すぎて素人には理解できなかったこと、また結論が「外国の物まねではなく、日本に即した政治制度を健闘する必要がある」という普通の内容だったことが残念。(当たり前のことをあえて主張しないといけないところ -
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政治不信の高まりは、代表民主制への不信でもある。これを補完する方法の一つとしてのくじ引き民主主義。フランスの黄色いベスト運動のような選挙によらない政治参加が増えている国もあるが、日本に関しては投票率もデモ参加も双方が減っている。だからこそ、くじ引き民主主義の手法がより必要とされているかもしれない。
代表民主制の時間的限界は、選挙という差し迫ったゴールをめざして、誰もが短期的に達成できるテーマしか見なくなり、環境問題など長期的な課題に取り組む余裕がなくなること。空間的限界は、その非対称性。国会議員は国民の代表だが、その属性は国民の属性の「縮図」にはなっていない。くじ引き議員ならこの限界を補完でき -
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「くじ引き」で選ばれた人々が、話し合い、公的な意思決定を行う。近年、世界で広がりつつある「くじ引き民主主義」の動き、考え方を解説する書籍。
主権者が代表者たる政治家を選挙で選ぶ民主主義のことを「代表制民主主義」という。
代表制民主主義において政治への信頼は不可欠な要素だが、21世紀に入り、「議会を信頼しない」とする各国市民の割合は増加傾向にある。
今日、政治家や政党は信頼されていない。
しかしこれは、代表制民主主義を問題視するものであり、民主主義の理念そのものを否定するものではない。ほとんどの先進民主主義国において、「民主主義が大事だ」とする意見は多数を占めている。
「くじ引き民主主義」 -
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社会の分断がトランプを生んだ
くじ引き民主主義ロトクラシー
第三極化 デジタル・レーニン主義
P23 議会を信頼してないとする市民の割合
P.25 日本のどの機関を信頼しているか
→代表になってない作動しない代表制民主主義
政治不信
・市民の批判意識の高まり
・政治のパフォーマンスの悪さ
・社会関係資本がなくなった社会への変化
アメリカの分断←多様性と党の戦略
しかしヨーロッパでも分極化・部族化
限界
①時間的
頻繁な選挙という短いサイクル→政策の射程が短期的になり、長期的な政策に取り組めない
②空間的
グローバル化という大きな空間での問題と小さな空間でおこる個人の実存的な問題
③非対