野島けんじのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
短編集2冊目。タイトル通りスイートが主役。
文中の地の文からすると10巻と11巻の間に起こった出来事でしょうか。
短編でスイート主役ということもあり、前回の黒姫SS同様、スイートの心中を掘り下げて描かれていますので、本編と想いは同じなのでしょうが、彼女の理刀に対する感情がストレートに表現されています。
読んでいて気恥ずかしい箇所がいくつか・・・
ただ、それだけに、スイートがいじらしいですね。
折り返しピンナップには、SS2話内で披露したナースルックのスイート付。要必見(笑)
今回、サブキャラとしてスイートに絡んでくるアビゲイルというクラスメイトと、普通科の四二歳独身の英語教師、この二人がいい味出してます。
なんとなく本編にも出てきそうなサブキャラです。 -
Posted by ブクログ
刊行時期からすると多少早いですが、2月はバレンタインデーのお話。
お菓子メーカーの策略だろうがなんだろうが、思春期男女にとっては一大イベント。
黒媛・巴・百香にとっては、ある意味なじみの感はするのだろうが、魔界育ちのキュートやスイートにとっては初めて。
もちろん魔界の第二王女たるササラ姫もその一人。
心を込めた手作りチョコを送る相手は当然・・・
そんな中、ササラ姫が持ち込んだチョコには「願望パウダー」なるものが混入されていました。
とは言え「願望パウダー」で適う願いは些細なもの。
魔界の住人にとってはお遊びのようなものですが、普通の人間にとってはどうでしょうか?
理刀の新妻になった黒媛。
ダイタンになった巴。
そして魔力の上昇したキュート。
先の黒媛SSはこのための布石か?と思える黒媛の行動はうらやましい限りです。
さて、物語終盤にキュートの魔力は、パウダーの効果以外の存在の影響か、一桁台クラスのお姉さま方に匹敵するぐらいに上昇。
何とかみんなの機転もあり、キュートは無事でしたが、キュートの過去、リイザがキュートを溺愛する理由、「封印術式を分解」という文中のセリフ・・・
これらの伏線がちりばめられていますが、察するにキュートがオチコボレなのには理由がありそうです。
それとは別に面白いのが、70ページからの毒舌丸のチョコ解説。
「湯せんの際、数滴の水がチョコレートに入ったようです」って、そんな差異が解るものなのだろうか!?
武藤此史氏のイラストもあり、その凄さが際立ちます。