町田九里のレビュー一覧

  • 夜夜の月

    設定がまず好き。

    攻めの少し歪曲したところとか、受けの実は強いところとか登場人物の性格・心情もよかった。
    水原さんは本当に日本的なものが好きなのだなあ、と再認識する作品。日本画の知識半端ないっす。

    本当は弱い攻めと、本当はしっかりした受けの関係が素敵なお話。

    読破したあとよい気分になります
  • 夜夜の月
    1日で読破。攻がSだけど安直な苛み方をしないので好感。従順でも一本筋の通ったところのある受にも好感。情景・状況・絵画の表現も良かった。BLというカテゴリだけに留めておくのは勿体無い読み応えのある作品だった。
  • 夜夜の月
    絵を愛せない画商・澤と、絵しか愛せない画家・神原亮。
    それでも惹かれあう二人の狂おしい恋物語。
  • 夜夜の月
    先にきんしゃのにえ読んでたのでなんかまだこの受け扱いがいいなぁと思ってしまった。向こうは不憫極まりないです……
    絵大好きな受けにヒシヒシくる。攻めもなんだかんだ言って優しいし、水原さんの攻めにしてはいい人っていうか怖くない。
    全体的に深々としてて好きだ。エロもよかったなぁ。いたいいたいって泣く受けお...続きを読む
  • 夜夜の月
    表紙絵の印象とは違い、静謐な雰囲気の作品。画商と画家の卵と肉体関係という定番的な素材ですが、どろどろとしたフィジカルな部分より、『絵』を通して見えてくるメンタルな揺れ動きの丁寧な描写が印象に残りました。
  • 夜夜の月
    ◎総合評価 3
    ◆ヒロイン? 2  ◆ヒーロー? 3
    ◆純愛 3     ◆情熱 3
    ◆さわやか 2   ◆セレブ 1
    ※主人公の魅力がイマイチ伝わらない・・・。そして攻めがなかなか俺様で暴力的。ストーリーはうまくまとまっている。
  • 夜夜の月
    「全部捨てて、これから描く絵のことだけ考えろ」

    絵を愛せない画商(澤雅宏)×絵しか愛せない画家(神原亮)
    画家として生きていく夢を捨て切れない亮に、「愛人」になれば援助をすると言う澤の、切ない恋のお話。
    表紙等の印象ほど痛い展開ではなかったです。攻めの澤が屈折してますが、亮君が内向的だけど素直なの...続きを読む
  • 夜夜の月
    ●あらすじ●

    家庭の事情で美大を中退した神原亮は、生活のために仕事探しながらも、絵への未練を捨てきれないでいた。そんな時、業界でも有名な画商の澤と出会う。澤は亮が描きたいものを描き、画家として稼げるようになるまで生活費も含めて面倒を見てやると言う。その代わりに出された条件は、澤が望むときにいつでも...続きを読む