駒村吉重のレビュー一覧
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従来の「藤牧義夫」像の修正を迫る本です。それにしても、大谷芳久や洲之内徹、そして著者の徹底的な実証活動には賛嘆させられます。そして、その結果見えてくる?真相の奇々怪界さはまさにミステリーです。で、その謎解きの面白さにより、肝心の藤牧義夫作品の魅力分析が足りなくなってしまっています。さらには、藤牧義夫...続きを読むPosted by ブクログ
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藤巻義夫さんの版画、絵は残念ながら
その現物をまだ見たことがない。
そして、残念なことに小野忠重のものは見てしまっている。
読み進めていくうちに
そうかぁ
そんなことがあったのか
と 一つ一つが
腑に落ちていく
「絵」を描くことは
どういうことなんだろう
を 改めて
深く
考えさせてもらった...続きを読むPosted by ブクログ -
洲之内徹の「気まぐれ美術館」で知った藤牧義夫。野口富士男「相生橋煙雨」を読んだ後、久しぶりに接する。もちろん「隅田川両岸画巻」何枚かの「赤陽」など興味深いが、一般の藤牧像の変更を迫る。ただ、その部分が遠まわしで語られるので、歯切れの悪さが気にかかる。Posted by ブクログ