鈴木健夫のレビュー一覧

  • ぼくは痴漢じゃない!―冤罪事件643日の記録―

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    痴漢えん罪に巻き込まれた人がどのような物理的環境、心理的状態に置かれるのか。
    痴漢を疑われた時点でどう対処すべきなのか。
    刑事司法全体に潜む問題点とは。


    今から約20年前の事件(平成10年発生)であるが、果たしてどの程度刑事司法は進歩したであろうか。

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    2018年05月06日
  • ぼくは痴漢じゃない!―冤罪事件643日の記録―

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    事件や事故に巻き込まれて人生が一変することがある。交通事故や犯罪など大方は因果関係が明らかか被害者の立場の場合だ。ところが、痴漢冤罪の場合は様子が違う。身に覚えのないことで、それだけに有効なアリバイも主張できず、さらには「出るとこに出れば潔白が証明される」などと思ってしまう。そもそも、痴漢の取り締まり自体が普通じゃない。池袋駅に「おい痴漢! いいかげんにしろよ おいチカン!!」という垂れ幕がかかっているが、この何ともいえないおかしな感じがそのまま痴漢取り締りの世界観と共通するものがある気がする。
    この本は痴漢の疑いで逮捕され、2年に渡る裁判の末に無罪判決となった鈴木健夫さんの著書。読むと本当に

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    2011年10月31日
  • ぼくは痴漢じゃない!―冤罪事件643日の記録―

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    学生時代は満員電車通学だった為、よく痴漢には遭遇した。痴漢行為には憤りを感じるし、痴漢なんぞ警察に突き出してやりゃ良かったわと思う事もある。けれど、やってもいないのに「痴漢」呼ばわりされた場合、その相手の人生はメチャメチャになる。最近は女性も強くなって痴漢を突き出すことが「カッコイイ」「勇ましい」風潮があり、それはとてもいいことだと思う。けれど、本当にコイツだという確証もない場合や、ましてや痴漢の場合は女性の証言が正当性を持って受け入れるのを良い事に、強請りタカリに利用する輩もいる。そのあたりの事も鑑みて、痴漢行為については刑法を考えるべきではないのか。していない行為に対して、「しました」と言

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    2014年04月16日
  • ぼくは痴漢じゃない!―冤罪事件643日の記録―

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    痴漢冤罪の被害を受け、無罪判決が出るまでの法廷での戦いを本人と弁護士が語ったドキュメンタリー。

    痴漢冤罪は、映画「それでもボクはやってない」が公開されるなど一時話題になった。
    警察のでたらめさは以前から広く知られているが、その後「厚労省証明書偽造事件」での証拠捏造などで、検察も全くあてにならないことが明らかになった。

    立法・行政のダメっぷりに加え、司法もごらんの有様である。

    本自体は冤罪という落とし穴に嵌められた一小市民(作者の方、ごめんなさい。でも、そうですよね)の右往左往するさま、そして会社を首になって転落していくさまがリアルで、背筋が寒くなる。誰にとっても明日は我が身、かもしれない

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    2017年09月25日
  • ぼくは痴漢じゃない!―冤罪事件643日の記録―

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    恐ろしい冤罪事件。日本の警察は誰も信じていないのに、いまだに逮捕=有罪と錯覚させる報道と、それに従ってしまう様々な組織。たかが5万円の罰金事件を2年かけて冤罪を証明する。それにしても、権力による横暴、暴力はひどいし、冤罪が確定した場合で、それ以前の生活を取り戻すことが絶対にできない今の状況はひどすぎ。国家補償は見直す必要があるだろう。

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    2010年11月14日
  • ぼくは痴漢じゃない!―冤罪事件643日の記録―

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    会社員、鈴木健夫はある朝の通勤電車で女性に突然「触ったでしょ!」と腕を掴まれる。

    潔白を証明するつもりで駅の事務室からパトカーに乗せられ警察署へ…

    その後のとんでもない理不尽な体験を描くノンフィクション。



    第一部が鈴木健夫氏本人による手記で、まず警察があの手この手で

    犯人に仕立てようとするのが恐ろしい。

    調書は不利になるよう書こうとする、偽の逮捕状は見せつける、

    拘束期間はずるずると引き伸ばされ厳しい尋問が自白に追詰めようとする。



    釈放されたものの職を失い2年の歳月と二度の裁判(一審は有罪)を得て

    ようやく無罪を勝ち取るのだが、誰が責任を取るわけでもないし、

    失った社

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    2009年10月04日