西井一夫のレビュー一覧

  • なぜ未だ「プロヴォーク」か

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    ’68年に創刊された「プロヴォーク」―同時代のリアリティを定着した写真家たちの同人誌は画期の徴となった。
    森山大道、中平卓馬らの写真と言説を展いてその経験を跡づけ、女陰と都市と死を巡る修験者・荒木経惟の深淵をのぞく。

    [ 目次 ]
    同時代的であること―写真家とは誰か
    “キャパの白痴”へ旅立つのだ―「プロヴォーク」・68年への退歩
    短い夏の親友―森山大道と中平卓馬
    異形の人―牛腸茂雄の記憶
    写真の黙示録―中平卓馬をめぐって
    荒木経惟は観音道の修験者である―魂消る写真と混浴民主主義
    ギャルの時代の荒木経惟『少女物語』
    ヌードと二台のカメラ―篠山紀信&荒木経惟

    [ POP ]


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    2010年06月14日
  • 20世紀写真論・終章 無頼派宣言

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    森山大道や東松照明、荒木経惟らに伴走し、写真編集者として写真家の奥に隠された精神をも明るみに引き出した渾身の評論集。
    写真の歴史的・社会的背景を語り、写真家の苦悩と闘いをさぐり、写真というメディアをとおして同時代に発言する写真論の決定版。

    [ 目次 ]
    写真の社会的機能の回復に向けて
    鈍感な影―コンピュータ・スクリーンの冷たい火
    写真の修辞学=身体論―肉眼と知覚世界の見ることの不確かさ
    都市の精神―世紀末の断章
    反解釈の写真―ニューヨーク博物館都市を見る眼
    欲望の精神史―神話から広告写真へ
    「写真」が写真になった日々―あるいはエディトリアル=視覚的興奮の成立 一九六五年前後

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    2010年06月14日