大河内博のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
在ブルネイ日本大使館に二等書記官として赴任した経産省のノンキャリアの著者が、ストレス解消でバドミントンを再開しただが、ブルネイでは盛んであることを知り、やがて庶民から上は政府高官や王室ファミリーまで知り合いになるのだ。
おとぎ話のようであるが、実際には家庭を顧みずに夜も休日もバドミントンに明け暮れ、心身とも消耗したのだ。帰国のたびに何かしら体に異常が出た。まじめで真剣なのである。そのような著者には、誰もが好感を感じるのだろう。読んでてもそう思うくらいだから、現地の人にも伝わったに違いない。
実名で紹介されるそんなエピソードも赴任終了で終わりと思いきや、最後に現代日本に苦言が呈されるのだ。