白山宣之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ニューウェーブの作家として語られることの多い白山宣之の珠玉短編集。単行本初収録となる3作品を含む全12篇を収録しており、どれも現実と幻想の境界が曖昧で、どこか郷愁を誘う夢のような世界観が魅力的である。読者が自然と時間の流れを補完していく映画的な演出は、大友克洋にも通じるものがあり、とりわけ「リボルバー」でライフルの照準を用いたコマ割りの卓越さには圧倒された。また、『宇宙大怪獣ギララ』というB級映画さながらのタイトルでありながら、中身は終始人物描写に徹しているのも見事。寡作でありながら、後世に多大なる影響を与えた漫画家の一人。実に素晴らしい。