日垣隆のレビュー一覧

  • そして殺人者は野に放たれる

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    -凶悪犯罪は「なかったこと」にされ被害者家族を苦しめる「責任能力」とはいったい何か。その問いを発してから答えらしきものに辿りつくまで、私は、およそ10年の歳月を費やすことになる-

    我が国の法廷がいかに被害者不在であるか。刑法三九条二項の削除を主張する著者が、心神喪失により無罪や減刑となった数々の実事件を、公判はもとより報道までも深く取材し、現行法の不条理を問う。
    第三回新潮ドキュメント賞受賞作品。



    刑法三九条といえば、ミステリー小説でも題材としているのをしばしば見かける。
    以前から精神病と診断されているのならともかく、普段日常生活を問題なく送ってきた人間が犯行時のみ錯乱していたという理

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    2011年04月07日
  • そして殺人者は野に放たれる

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    なんとなく記憶にある事件がたくさん出てくる。
    そのときはすごくセンセーショナルにとりあげられても
    尻すぼみになる事件が多いのには、いろんな理由があるんだな。

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    2010年12月18日
  • そして殺人者は野に放たれる

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    読むに耐えなくなって後半は読み飛ばした。

    内容がつまらないわけではなく。
    犯罪の異常性が増せば増すほど、「常識では理解できないので、被告は心神耗弱の状態にあった」と判断され、却って罪が軽くなる傾向にあり、それが一部の人間にとっては、残虐性を増すインセンティブになることや、その被害者や遺族のどうしようもない怒りと諦めが気の毒で、途中で読むのが苦しくなった。ひどい。

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    2010年04月14日
  • そして殺人者は野に放たれる

    Posted by ブクログ

    精神障害者が起こした犯罪や加害者被害者のその後などを、憲法第39条の是非などを絡めて書いたもの。著者自身が犯罪被害者の遺族であり、精神障害者を家族に持つことがあるためか、やや感情的に書かれる部分が目立つ。そこが気になってしまうが、精神鑑定のあり方や法制度などの問題点について考えさせられるところは多い。加害者事情、被害者事情のそれぞれの立場からこの問題について考えるために、佐藤幹夫氏、山本譲司氏の本と併せて読みたいと思った。

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    2009年11月25日
  • そして殺人者は野に放たれる

    Posted by ブクログ

    【第3回新潮ドキュメント賞受賞】刑法39条についてはなんとなく知っていたつもりでいたけれど「心身喪失」の場合、ここまでお咎めなしとは思っていなかった。著者の表現には少し過激だなあと思うところもあるけれど、知らなかったことをたくさん教えてくれた本ではあった。既に削除されているとはいえ刑法40条にはおどろいた。

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    2011年08月06日
  • そして殺人者は野に放たれる

    Posted by ブクログ

    うーん、感想だけなら、恐ろしい事実がここに書いてあるっていうだけでしょうか。
    いやはや、隣人がもしかしたらすると、殺人者かもしれません! という日本の裁判の実情を生々しく書かれています。
    出来ればちょっとでも認識が広がれば、何らかの運動が拡大するかもしれませんねー。

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    2009年10月04日