日垣隆のレビュー一覧

  • そして殺人者は野に放たれる
    なんとなく記憶にある事件がたくさん出てくる。
    そのときはすごくセンセーショナルにとりあげられても
    尻すぼみになる事件が多いのには、いろんな理由があるんだな。
  • そして殺人者は野に放たれる
    読むに耐えなくなって後半は読み飛ばした。

    内容がつまらないわけではなく。
    犯罪の異常性が増せば増すほど、「常識では理解できないので、被告は心神耗弱の状態にあった」と判断され、却って罪が軽くなる傾向にあり、それが一部の人間にとっては、残虐性を増すインセンティブになることや、その被害者や遺族のどうしよ...続きを読む
  • そして殺人者は野に放たれる
    精神障害者が起こした犯罪や加害者被害者のその後などを、憲法第39条の是非などを絡めて書いたもの。著者自身が犯罪被害者の遺族であり、精神障害者を家族に持つことがあるためか、やや感情的に書かれる部分が目立つ。そこが気になってしまうが、精神鑑定のあり方や法制度などの問題点について考えさせられるところは多い...続きを読む
  • そして殺人者は野に放たれる
    【第3回新潮ドキュメント賞受賞】刑法39条についてはなんとなく知っていたつもりでいたけれど「心身喪失」の場合、ここまでお咎めなしとは思っていなかった。著者の表現には少し過激だなあと思うところもあるけれど、知らなかったことをたくさん教えてくれた本ではあった。既に削除されているとはいえ刑法40条にはおど...続きを読む
  • そして殺人者は野に放たれる
    うーん、感想だけなら、恐ろしい事実がここに書いてあるっていうだけでしょうか。
    いやはや、隣人がもしかしたらすると、殺人者かもしれません! という日本の裁判の実情を生々しく書かれています。
    出来ればちょっとでも認識が広がれば、何らかの運動が拡大するかもしれませんねー。