広瀬克利のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルに騙されました。タイトルで釣るのは、幻冬舎の得意技と知っていながら、日経新聞の広告で見て、気になって買ってしまいました。タイトルに釣られて、「著者の自我と現実の葛藤」に興味を持ちましたが、そんな編集にはなっていません。
労働を強要し勉強を妨害する父と宗教を妄信する母に悩んでいた小学5年生のとき、著者が「神とは科学なのではないか」とひらめき、その探求心と両親への反発から人生が変わったというエピソード以外に、自我が人生を導いたストーリーが見えません。脱サラ起業したときも「サラリーマンに嫌気がさした」の一言で終わりですし、上場を目指したときの心境もよくわかりません。
本書は、神戸天然物化