僧侶である著者が、葬儀や法要で遺族が故人にあてた言葉を書き留めていた手記をまとめたものです。
両親や子ども、パートナー。
身近な関係であればあるほど、私たちは甘え、そしてまた期待をしてしまいます。
親なんだから当たり前、夫なら(妻なら)こうすべき、と期待を掛けるとき、
私たちは与えられている
...続きを読むことには気も留めず、「もっともっと」と求めてばかりいるのかもしれません。
この本の中で紹介されている47の手記には、最愛の人に伝えたい"想い"があふれています。
それは、何かを求めるのではない、ただ"愛おしい"という気持ち。
そんな気持ちに、失って初めて気がつくのはあまりにも切ない。
ならば、今、私たちにできることは何だろう?
そんなことを考えるきっかけになる1冊。
是非、読んでみてください。