小川軽舟のレビュー一覧

  • 俳句と暮らす

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    なるほど。時間を取りあじわって記録することで記憶する。



    生活エッセイというのはよいものなのだよな。句が入るとメリハリがあって締まる。分野としてエッセイマンガに押されている感じはあるけど、いろいろ読みたい。



    「日本の随筆」みたいなアンソロジー、またどっかの出版社が編んでほしい。

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    2020年06月15日
  • 俳句と暮らす

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    俳人である著者の、日々の暮らしと感じたことのエッセイと、俳句のアンソロジーです。個人的にはお喋りの部分をもう少し短くして下さるとありがたかったかなと思いました。

    著者の俳句だけではなく、師事を受けた方や、その師匠。そして歴代の俳人の紹介もあり、楽しく読みました。。最終章はなはや、松尾芭蕉で締めくくりですね。俳句は楽しい。しかし、奥が深い。細く長く続けて行きたいです。

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    2017年02月28日
  • 俳句と暮らす

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    同じように見えても、和歌短歌をベースとする人の場合は、古今の文学知識や自分の「芸術センス」をひけらけすペダンティックな印象を受けてしまう(ことが多いような気がする・・)。『折々の・・』とか。作歌という行いに、高みを目指したい、他からの良い評価を得たい、という臭みがつきやすいということかもしれない。
    こちらの俳句のほうは、自分の人生を自らの胸に収めるために符号化する作業ともいえるし、あるいは同じような立場、シチュエーションにいる人、また知己などが、その事柄、情景、心理に共感するためのよすがとして効果的にパッキングしておくという、コミュニケーションツールのような色合いが濃いということかも。

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    2018年10月19日
  • 俳句と暮らす

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    俳句とは記憶の抽斗を開ける鍵のようなものだ。
    食材には旬がある。だからほとんどの食材は季語である。なるほど。
    あまり気負わず、普段の生活を詠めたらいいなと思った。

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    2021年03月21日
  • 朝晩

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    句集名の『朝晩』は、文字通り朝と晩であるとともに、いつも、常々、日々の暮らしの中で、という意味合いが込められているそうで、2012年以降の作品から360句を収録した第5句集。 第59回俳人協会賞を受賞された記事を読んで再読。(初読は去年の11月)

    新しい季語(新豆腐、新蕎麦は聞くけど、私が知らないだけ)を知りました。蟻めくという言葉はわかりません。妻、母、父、子の句が多い。

    私の中の2句、「白菜に水道の水かがやける」と「正月の仏壇小さき父の家」 。

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    2020年04月18日