作品一覧

  • 藤田湘子の百句
    -
    1巻1,650円 (税込)
    ◆俳句形式への信頼 「俳句は意味ではない、リズムだ」─弟子の私たちは湘子から何度この言葉を聞かされたことか。俳句という詩型への信頼がそう言わせるのだろう。 (「湘子が私たちに託したもの」より:小川軽舟)
  • 朝晩
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    ◆ふらんす堂電子書籍1000円シリーズ ◆第五句集 2012年以降の作品から360句を収録した第5句集。 句集名の『朝晩』は、文字通り朝と晩であるとともに、いつも、常々、日々の暮らしの中で、という意味合いが込められている。 ◆自選一二句より 妻来たる一泊二日石蕗の花 雪降るや雪降る前のこと古し 葬送の鈸や太鼓や山笑ふ 夕空は宇宙の麓春祭 レタス買へば毎朝レタスわが四月 飯蛸やわが老い先に子の未来 松蝉の声古釘を抜くごとし 月涼し配管老いし雑居ビル めらめらと氷にそそぐ梅酒かな ひぐらしや木の家に死に石の墓
  • 俳句と暮らす
    3.8
    1巻858円 (税込)
    花鳥風月を詠む優雅な趣味の世界――。これが俳句のイメージだろう。だが、日々の小さな発見を折に触れ書き留められるところにこそ、俳句本来の魅力がある。本書では、俳人にして単身赴任中のサラリーマンでもある著者が、「飯を作る」「会社で働く」「妻に会う」「病気で死ぬ」などさまざまな場面を切り取りつつ、俳句とともに暮らす生活を提案。平凡な日常をかけがえのない記憶として残すための俳句入門。
  • ここが知りたい!俳句入門 上達のための18か条
    -
    1巻1,320円 (税込)
    「季語の必要性」「取り合わせの手法」「吟行」などの基本から「人間をどう詠むか」といった本質的なテーマまで、俳句の型や仕組みを丁寧に解説。俳句の魅力と上達のコツがたっぷり詰まった、現代的俳句入門。
  • 俳句は魅了する詩型
    -
    1巻1,496円 (税込)
    俳句の可能性、普遍性を追求し、作り手と読み手の異同、俳句の師弟関係、なぜ文語なのか等、俳句の魅力と奥深さを伝える一書。

ユーザーレビュー

  • 俳句と暮らす

    Posted by ブクログ

    なるほど。時間を取りあじわって記録することで記憶する。



    生活エッセイというのはよいものなのだよな。句が入るとメリハリがあって締まる。分野としてエッセイマンガに押されている感じはあるけど、いろいろ読みたい。



    「日本の随筆」みたいなアンソロジー、またどっかの出版社が編んでほしい。

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    2020年06月15日
  • 俳句と暮らす

    Posted by ブクログ

    俳人である著者の、日々の暮らしと感じたことのエッセイと、俳句のアンソロジーです。個人的にはお喋りの部分をもう少し短くして下さるとありがたかったかなと思いました。

    著者の俳句だけではなく、師事を受けた方や、その師匠。そして歴代の俳人の紹介もあり、楽しく読みました。。最終章はなはや、松尾芭蕉で締めくくりですね。俳句は楽しい。しかし、奥が深い。細く長く続けて行きたいです。

    0
    2017年02月28日
  • 俳句と暮らす

    Posted by ブクログ

    同じように見えても、和歌短歌をベースとする人の場合は、古今の文学知識や自分の「芸術センス」をひけらけすペダンティックな印象を受けてしまう(ことが多いような気がする・・)。『折々の・・』とか。作歌という行いに、高みを目指したい、他からの良い評価を得たい、という臭みがつきやすいということかもしれない。
    こちらの俳句のほうは、自分の人生を自らの胸に収めるために符号化する作業ともいえるし、あるいは同じような立場、シチュエーションにいる人、また知己などが、その事柄、情景、心理に共感するためのよすがとして効果的にパッキングしておくという、コミュニケーションツールのような色合いが濃いということかも。

    0
    2018年10月19日
  • 俳句と暮らす

    Posted by ブクログ

    俳句とは記憶の抽斗を開ける鍵のようなものだ。
    食材には旬がある。だからほとんどの食材は季語である。なるほど。
    あまり気負わず、普段の生活を詠めたらいいなと思った。

    0
    2021年03月21日
  • 朝晩

    Posted by ブクログ

    句集名の『朝晩』は、文字通り朝と晩であるとともに、いつも、常々、日々の暮らしの中で、という意味合いが込められているそうで、2012年以降の作品から360句を収録した第5句集。 第59回俳人協会賞を受賞された記事を読んで再読。(初読は去年の11月)

    新しい季語(新豆腐、新蕎麦は聞くけど、私が知らないだけ)を知りました。蟻めくという言葉はわかりません。妻、母、父、子の句が多い。

    私の中の2句、「白菜に水道の水かがやける」と「正月の仏壇小さき父の家」 。

    0
    2020年04月18日

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