孫崎亨のレビュー一覧

  • これから世界はどうなるか ――米国衰退と日本

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    著者の孫崎氏の本はそれなりに読んできたが、これまでの本はどちらかといえば、孫崎節的な同じ論が繰り返されていたような気がするが、本書はもちろん著者の意見を書かれているが、より多くの引用文献等が紹介されていると感じた。

    内容的には、これまで1世紀世界の覇権としてのアメリカが衰退し、中国が大国としてあがってくる時代にどのように考えていけばよいか、様々な意見を紹介しつつ著者の立つ立場を紹介している。例えば、タカ派とハト派の重鎮の意見を紹介しつつ、これはハト派の意見が筋が通っている著者は思うなどのような書き方である。

    状況分析とともに、平和の手段の構築、4つの脅威(中国、北朝鮮、イスラム、イラン)な

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    2013年06月04日
  • これから世界はどうなるか ――米国衰退と日本

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    ソ連崩壊崩壊後、アメリカの一強時代が到来した時期もありましたが、現在の世界情勢はそのようなことにはなっていません。

    アメリカ時代の終わりで世界秩序はどうなっていくのか、日本の安全保障を考えていくうえで、きちんと世界で起こっていることを分析しておく必要があります。

    世界中の政治家、外交・国防・学者の言動をあらゆる角度で見ていかなければなりません。

    そういう意味で、元外交官の書いたこの本は示唆に富むものであり、一読の価値はあるでしょう。

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    2015年08月09日
  • これから世界はどうなるか ――米国衰退と日本

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    世界の二大大国の話。
    日本人はひたすら対米追従であるが,それへの疑問符を発した本。
    中国は巨大なマーケットであり,世界の中心的存在になっていくことにもはや疑いはない。中国との戦略的互恵関係を築くべきである。領土問題等は一旦棚上げである。それが現実的な選択であろう。
    尤も,領土の問題はそううまくいかないであろうが・・・。

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    2015年05月10日
  • これから世界はどうなるか ――米国衰退と日本

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    ネタバレ

     皆さん都市伝説ってどう思います? 私なんかは、下らないとか言いつつ、ついつい引き込まれてしまいます。

     さて、実は私は陰謀論とか結構好きです。なんか都市伝説と似ていませんか。今のご時世ならば(不謹慎ながら)コロナはどこぞの国が作った人工ウイルスとか、あるいは製薬業界の仕業とか、いやいや常識的にはないでしょと言いつつ、心の底でまったくないとは言い切れんかも、とか思いつつ。

     実は本作の著者の孫崎氏もこれまでは私の中では陰謀論者のカテゴリーに所属しておりました。それは以前「戦後史の正体」という本を読んだからでした。

     さて、陰謀論だという印象はでも、そもそもどこから来るかと言えば、語られる

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    2021年06月06日
  • これから世界はどうなるか ――米国衰退と日本

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    ・有史以来、産業革命までは中国とインドが世界のGDPの約50%以上を常に占めていた。歴史的に見るとこの2カ国の台頭は普通のことである。
    ・AIPAC(アメリカイスラエル公共問題委員会)は、全米最大のロビー団体。政治家への資金援助も最大。オバマも会合で演説。

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    2020年03月08日
  • これから世界はどうなるか ――米国衰退と日本

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    これからの世界は大変化の時代にあり、米国一極支配が終わりアメリカ衰退後の中国台頭時代の世界観を分かり易く解説されていた。

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    2014年05月08日
  • これから世界はどうなるか ――米国衰退と日本

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    筆者といい佐藤優氏といい、分析の客観性が提言になると鈍るのはオシントの限界なのか。
    両氏ともさらに、自分のキャリア周辺分野になると逆に体験が邪魔をするのか客観性が低くなる傾向を感じる。
    過去の書籍と比べて新しいこともあまり見えず、少し残念。

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    2013年10月04日
  • これから世界はどうなるか ――米国衰退と日本

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    著者は、最近、書店でよく見かける孫崎亭(まごさきうける)さん。外務省ではイラン駐箚特命全権大使などを経験されている。本書以外では、『戦後史の正体』などで話題を呼んだ。米国追随に対して疑問を投げかけるスタンスが一貫している。

    本書については、タイトルどおり『これから世界はどうなるか』という、ある意味未来予測本だが、孫崎さん自身が本書を通して、自分の論考をまとめたものだと思う。それゆえ、孫先さんの意見が集約されているのは「終章」だ。

    1.いま、世界は大変な変動期にある。米国の一極支配が終わろうとしている。

    2.中国の経済力が米国を追い抜くことは世界では自明なことである。すでに、2010年には

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    2013年06月16日