二宮文乃のレビュー一覧

  • 図解・症例 皮膚疾患の漢方治療

    Posted by ブクログ

    漢方治療には、標治と本治があります。

    標治とは、いま一番困っている症状に対して行う治療で、現代で言うところの対症療法です。

    一方本治とは、その症状を起こしている根本原因に対して行う治療で、体質や寒熱などの体のバランスなどを整えていくものです。

    皮膚疾患についての標治と本治について、わかり易く書かれているのが本書です。

    特に後半、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎という一般的な疾患から、脱毛症、乾癬、掌蹠膿疱症など難治といわれている疾患まで、治療経過が写真で載っているのは大変参考になります。

    こんなによくなるのか!というくらい症状が改善しています。期間も、早くて二週間、長くても一年半。

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    2014年08月07日