あらすじ
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皮膚科漢方の第一人者が、治療の実際を写真・図表と解説で大公開! 「内側(内臓)を治さなければ、外側(皮膚)は治らない」。皮表の症状と、その原因となっている内臓の治療の両面を常に考慮し、漢方を中心とした治療と徹底した生活指導で、難治な皮膚疾患を治癒へと導く。汗/気/脾胃(消化器)をキーワードに、皮膚を漢方的にどうとらえ、処方の選択に結びつけるのかを、多くの図表と症例(写真)で具体的に解説した画期的な一冊。
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Posted by ブクログ
漢方治療には、標治と本治があります。
標治とは、いま一番困っている症状に対して行う治療で、現代で言うところの対症療法です。
一方本治とは、その症状を起こしている根本原因に対して行う治療で、体質や寒熱などの体のバランスなどを整えていくものです。
皮膚疾患についての標治と本治について、わかり易く書かれているのが本書です。
特に後半、接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎という一般的な疾患から、脱毛症、乾癬、掌蹠膿疱症など難治といわれている疾患まで、治療経過が写真で載っているのは大変参考になります。
こんなによくなるのか!というくらい症状が改善しています。期間も、早くて二週間、長くても一年半。
こういった治療が普及して行ってほしいと思いました。そしてそのためには、治療を受ける側も、本書などを読んで勉強していく必要があるのはないかと思います。