田畑隆一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者は薬剤師の田畑隆一郎氏(1930ー)です。
本書では漢方を一般向けに解説していました。
田畑氏は北茨城の農家で生まれます。
体質虚弱だったので漢方を志向し、東京薬科大を卒業して薬剤師となりました。
故郷で「たばた関本薬局」を開業すると、荒地を開墾して自ら薬草も育て始めます。
また千葉大の東洋医学研究会で漢方講座を聴講し、小倉重成、藤平健両氏に師事しました。
臨床を重ねて腕を上げると、後進の指導のために無門塾を主宰し、多くの著書も上梓しました。
本書はその一環として執筆されたものです。
漢方の歴史や処方などについて、専門性の高い内容が取り上げられていました。
しかし巧みな喩えと、文章同士