【感想・ネタバレ】漢方 : 第三の医学。健康への招待のレビュー

あらすじ

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第三の医学・漢方で、ほんとうの健康を獲得するための知恵と方法を満載! 人類の財産「伝統医学・漢方」は不思議な医学。実際にはよく知られていないこの漢方の奥義をやさしく解説し、どうすれば効くのか、健康的な生活を送るために漢方をどう活かせばよいのかなどを盛り込んだ、漢方ライフの提案書。薬草栽培から漢方医学に取り組み、これまで専門医書を数多く上梓した著者が、はじめて初心者に向け語りかけた貴重な1冊。

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Posted by ブクログ

著者は薬剤師の田畑隆一郎氏(1930ー)です。
本書では漢方を一般向けに解説していました。

田畑氏は北茨城の農家で生まれます。
体質虚弱だったので漢方を志向し、東京薬科大を卒業して薬剤師となりました。
故郷で「たばた関本薬局」を開業すると、荒地を開墾して自ら薬草も育て始めます。
また千葉大の東洋医学研究会で漢方講座を聴講し、小倉重成、藤平健両氏に師事しました。
臨床を重ねて腕を上げると、後進の指導のために無門塾を主宰し、多くの著書も上梓しました。

本書はその一環として執筆されたものです。
漢方の歴史や処方などについて、専門性の高い内容が取り上げられていました。
しかし巧みな喩えと、文章同士のつながりがスムーズなことから理解しやすいものでした。
豊富な知識に裏打ちされた含蓄ある言葉が綴られ、著者は本当に漢方が好きなのだろうと想像しました。
当初考えていた以上に読み応えがあり、嬉しい誤算でした。

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2024年06月17日

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