小林敬幸のレビュー一覧

  • ふしぎな総合商社

    Posted by ブクログ

    商社業務の不透明さ、わかりにくさを丁寧に紐解いてくれている一冊だった。
    この世の中で商社だけがやっているビジネスはほぼない。むしろ、その多様性が商社の強みでもあるというのを、過去の事例をもとに説明してくれている。
    商社は両生類(投資会社と事業会社)だという見方も納得できる。商社の仕事を振り返りたいときにまた読みたい。

    0
    2023年03月06日
  • ふしぎな総合商社

    Posted by ブクログ

    商社とは、事業投資と金融投資の両生類であり、どちらかに特化しようと舵を切ると、衰退するであろう、という主張が面白い。
    経験からきた新事業への取り組み方や仕事その物への姿勢など、ためになりました。

    0
    2020年04月11日
  • ふしぎな総合商社

    購入済み

    総合商社の概説

    商社とは、事業投資と金融投資の両生類であり、どちらかに特化しようと舵を切ると、衰退するであろう、という主張が面白い。
    経験からきた新事業への取り組み方や仕事その物への姿勢など、ためになりました。

    0
    2020年04月11日
  • ふしぎな総合商社

    Posted by ブクログ

    2019年2月14日(木)〜2月19日(火)
    日本語: 3冊目 (合計: 3冊)

    ・三井物産株式会社に以前勤めていた、小林敬幸さんが執筆しているので、総合商社が具体的にどの様な仕事を行なっているのか、順序立てて説明されているので分かりやすい。

    ・総合商社という業界が、契機により売買仲介型から事業投資型へとビジネスモデルを変化させる経緯と歴史について学べる。1971年のニクソンショックによって、低成長時代に入ると「商社冬の時代」と言われる。1973・1979年のオイルショックにより「資源の輸入から資源の安定的調達」へと機能を変える。また1985年のプラザ合意による、円高の影響で「工業製品の

    0
    2019年02月19日
  • ビジネスをつくる仕事

    Posted by ブクログ

    親から借り読破。

    非常に素晴らしい一冊だった。
    形式ばらず、非常に軽妙な文章で理解しやすい。
    また、著者の実体験に基づくエピソードが多く、説得力がある。
    実際にビジネスを立ち上げるステップの踏み方・難しさに留まらず、
    社内政治の仕切り方・切り抜け方、
    組織のつくり方・動かし方などまで考慮した内容で、
    イメージしやすく、腹落ちしやすい。

    ・「川の真ん中・船の端」を狙う(その業界では端だが、社会的には当然のこと)
    ・下手な戦略を持つくらいなら、戦略なき戦略のほうがよほどまし
    ・ビジネスのコンセプトはシンプルであるほどよい
    ・「創発的戦略」(偶然を取り込む。確率的発想を取り入れる)
     (ホンダの

    0
    2017年07月26日
  • ビジネスをつくる仕事

    Posted by ブクログ

    『現代の成熟社会における新しいビジネスは、予測しにくいことが起こるゆえに、偶然の占める割合が高い。その現実を直視すれば、新しいビジネスに成功するには、日本の既存企業がこれまで苦手とするスタイルではあるが、偶然とうまく付き合い、偶然を織り込むことになる。そうすると、成功を得るための基本的な作戦は、シンプルにまとめることができる。(1)数を打つ(2)成功確率を上げる(3)成功した時の利益が大きいものを狙う(4)損失の最小化』

    面白い!勉強になる!
    こういう発想がないと確かに新ビジネスは生まれないよなぁ〜。

    それにしても、今日は突然の出勤でへとへと~_~;

    0
    2014年03月30日
  • ビジネスをつくる仕事

    Posted by ブクログ

    ビジネスを作る仕事をしてきた50過ぎのおっちゃんの考え方論。
    人がどう感じるかをすごく考えてビジネスを作ってるのね。
    ビジネスはすごく多くの要素が絡み合って成り立つものなのだと改めて考えさせられました。
    分かり易い文章でサラッと読めてしまうのだけど、言わんとすることはすごく深い。定性的な概念的な世界をよくもまぁ言葉にしたなと。たまにおる、新書の当たり!と感じました。

    0
    2014年01月15日
  • ビジネスをつくる仕事

    Posted by ブクログ

    本書を読んで「ビジネスをつくる仕事」が要求するのは素養だと感じた。

    もちろん作ったビジネスに義務が伴えば実行されなければならない。その事に向くパーソナリティーはある。同様に「ビジネスをつくる仕事」に向くパーソナリティーもあると感じた。

    課題を見つけるというのと、課題を解決できるという素養(あるいはカネを引っ張ってこれる素養)は相容れないと思う。本書はその連携を実現するポジションを明らかにしている。

    言い方は選ぶトコだけど、その素養を敢えて端的に言えば「信じる力が強い」という事なんだろうなと思う。

    0
    2013年12月13日
  • ビジネスをつくる仕事

    Posted by ブクログ

    ビジネスに対する取り組み方、姿勢を変える本。

    第2章 姿勢 ”よく見て、どこでもやる”

    広く見て、真ん中をやる
    深く本質を見て、大きくやる
    斜めに見て、まっすぐやる…共通点を見出す視点で業界を俯瞰し、有望な領域で正攻法で勝負する

    ★第5章 お金
    集客と集金が別の構造となっているビジネスが多いため、そのパターンに注意して注目する。(大仏とディズニーランドの城)
    お金の流れでビジネスを見る/川上・川下は利益率が高く、川中は低い
    キャッシュをショートさせないことに気を配る
    有益な視点!!

    0
    2013年11月24日
  • ビジネスをつくる仕事

    Posted by ブクログ

     なぜか非常に啓発される。数種の以前読んだ本のエッセンスをまとめてもらった気がし、自分の思考が既存ベースの古いものだったという(しかも中途半端に)ことに気づく。
     話をもどして、というフリで話が続くが、戻す手前のねたが実に面白い。もう少し脱線してもらっても構わない・・・・そこに氏の生の体験談が見えるように思えるので。
     今、まさに新規という状況に職場ではいることになるので、実践のチャンスが与えられたこの場をいかすべく、本書の教えを少しでもかじりつつ実践したい、と前向きになっている。

    0
    2013年11月03日
  • ふしぎな総合商社

    Posted by ブクログ

    実際に何をやってるか外からわかりづらい総合商社について、過去からの変遷も含めて、具体的に説明をしてくれているので、これから就職を控える学生をはじめ、総合商社のビジネスを理解したいビジネスマンにとっても有用な書。本書では、戦略やトップダウンのリーダーシップではなく、全社の危機感からボトムアップで、ビジネストランスフォーメーションが生まれたと主張してるが、この点は少し疑っている。もちろん、現場の頑張りはあったという前提で、その頑張りをうまく吸い上げて、既存事業推進派との対立の中で、強烈にリーダーシップを発揮して、会社をトランスフォーメーションしていったリーダーないしチームがあったはずで、それは、ど

    0
    2021年07月17日
  • ふしぎな総合商社

    Posted by ブクログ

    点だらけのビジネスを手掛けている印象だったけど、やっとひとつの線で結ぶことが出来た。
    心地よい腹落ち感。

    0
    2021年05月06日
  • ふしぎな総合商社

    Posted by ブクログ

    今の総合商社が、売上高ではなく、連結利益で商売をしているとは!商社が変化した背景についての著者の分析が面白い。
    仕事に行き詰まり感のある僕は元気をもらった。

    また著者独自の「おもてなし」の解釈も面白い。
    日本はモノづくりを尊重するあまり実は最高品質のサービスは世界に劣るらしい。

    0
    2018年07月28日
  • ビジネスをつくる仕事

    Posted by ブクログ

    p71 「別れの理由は出会いの時に気づいている」自分の経験にもあてはまるが、不幸にして終わったから言える事でもある。

    0
    2017年04月01日
  • ビジネスをつくる仕事

    Posted by ブクログ

    新しいビジネスを作るのに一番大切なのは、よく見て、いろいろやること
    現実の細部をよく見て、現場で体感している時に本質的な知見を得るものであり、現実の認識はアナログに、現実の行動はデジタルにが原則
    ビジネスのコンセプトはシンプルであるほどよい
    一つの大きな幸運の成功のためには、たくさんの小さな失敗がいる
    消費者調査のデータを踏まえたうえで、ビジネスを作る人が共感力を持ってお客様の心になりきってビジネスの判断をする
    成長実感は、幸せそのもであり、成長は単調な繰り返しの中にある

    0
    2016年09月19日
  • ビジネスをつくる仕事

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    特に第一部は、大企業勤めでない人にも参考になると思う(社内調整等の話を除き)。

    「その業界の中では、端っこだけれども、社会全体で見ると実は、むしろ真ん中にあるビジネスをやってみる。自分の周囲からは「変」に見られるが、外から見ると、「普通」のものをする。」「新しいビジネスを見つけつくりだすには、できるだけ間口を広く取って多様な情報と経験を得て広い視野で考え抜いた方がいい。「選択」と「集中」は、「創造」とは縁遠い発想である。」(29-30頁)

    「社内や同業界の人など、自分と同じような立場の人がした失敗というのは、自分の身に置き換えてよく聞くと、新しいビジネスにつながることが多い。概して、誰かが

    0
    2015年06月14日
  • ビジネスをつくる仕事

    Posted by ブクログ

    私にとっては、内容がとてもスッと入ってきた。ビジネスを作る上では、お客さんへの価値、ファイナンス、組織、様々なことを考える必要がある。それぞれについて章ごとに分かりやすくまとめてある。組織についてはリーダー論やビジネスを創るために活気ある組織のあり方が書かれていた。

    0
    2014年03月19日
  • ビジネスをつくる仕事

    Posted by ブクログ

    とても実践的で分かりやすかった。集客と回収のポイントをうまくデザインする、なんてあたりの話は極めて基本的で当たり前だが、なるほどなぁ、と思わせてくれる。実務家が軽くビジネス企画を学ぶのには、良い本だと思う。筆者の関わった事業領域の特徴をもう少し客観的に書いてくれたら、活用しやすいと感じた。

    0
    2013年12月04日
  • ビジネスをつくる仕事

    Posted by ブクログ

    企業内で新規事業を多く手掛けてきた著者による、新しいビジネスのつくり方。

    まさに現場で長年蓄積されてきた「感覚」を文字に落とした、といった感じ。
    具体的な例を用いながら解説しており、極力伝えようという姿勢があるものの、やはり本人ならではの感覚によるところが多いのか、伝わりきらない部分もある。

    かなり深く重要なことが書いてあるが、ビジネス経験が少ないと実感しきれないのかもしれない。
    でも心に刺さった部分も、あるあると頷く部分もある。
    まずは形からでも、真似してみることでこの本の真髄が理解できるようになるのかもしれない。

    0
    2014年02月20日
  • ふしぎな総合商社

    Posted by ブクログ

    タイトル通り総合商社は不思議だど思った。総合商社の現在の繁栄は、90年代の冬の時代があればこそだとわかった。危機の経験を糧にする、と。
    また、総合商社はキメラというのは金言。白黒つけないからこそのビジネス、存在意義があるということか。

    0
    2020年11月18日