ヴォルフガング・ヒュアヴェーガーのレビュー一覧

  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    謎めいた巨大企業レッドブルの誕生から成長まで、限られた情報の中で調べ上げている。
    ビジネス書という意味では、もう少し数字が表などにまとまっている方がありがたい。(スポーツでのスキャンダルとかは正直あまり興味なしで読み飛ばした)
    契約書が存在しない「男と男の握手」に重きを置くとか、オーストリアに喜んで税金を納めるとか、常識はずれのサクセスストーリーは面白い。

    あんな高くて大して美味しくもない飲み物がなぜ世界を席巻するのか、分かった気もする(本書を読んで飲みたくなった)。

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    2016年12月03日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    コンビニなどの冷蔵ケースでよく見かける、エナジードリンク「レッドブル」を世界に広めたオーストリア人実業家、ディートリッヒ・マテシッツ氏のお話。

    伝記的な内容を期待したが、本人とレッドブル社が頑なに取材を拒否しているため、特にプライベートな情報は少ししか掲載されていない。あまりにも表舞台に出るのを徹底して避けるため、マテシッツ氏が実在する事を疑っている社員もいるそうだ。

    ユニリーバ社で営業を担当していたマテシッツ氏が、東南アジアで出会った栄養ドリンクに目をつけて、ヨーロッパで販売しようと独立したのがレッドブル社の始まりらしい。なぜ栄養ドリンクだったのかというと、その裏にはリポビタンDの存在が

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    2014年01月07日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    本書を読んだ上で、最後の楠木建さんの解説が秀逸でした。アメリカ的でない経営スタイル、スポーツをじっくり育てていき一部となっていく姿勢、非常に参考になります。

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    2013年11月09日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    日本であまり知られていないオーストリア発グローバル企業、レッドブルを解き明かす本。
    数々のスポーツのスポンサーとして知られる一方で、企業内部は機密だそう。一切口外されない。
    ゆえに、この本も本社の協力は一切なく、創業者マテシッツからも大惨事だとコメントされた本。
    創業者のプライベートもほぼ明かさない。
    悪評を叩くマスコミとは徹底的に距離を置き、自社で報道会社を抱えるなど、帝国と呼ばれるにふさわしい側面も。
    伝統的なチームであっても容赦なくレッドブルを冠にする。究極的にはスポーツはドリンクを売るための手段でありマーケティング。
    日本ではあまり話題に上らない分、興味深かった。

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    2022年05月16日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    1.レッドブルが昔飲んでおりましたが、その時には特に企業について興味を持つことはありませんでした。そんななか、本書に出会い、読んでみようと思いました。

    2.秘密が多いレッドブルについて本書は、元従業員の方を情報のソースとして描かれた本です。創業者であるマテシッツはユニリーバに勤めていながらも「いつか自分でビジネスを起こしたい」と常々考えておりました。そんな中、タイを旅行中に「クラティデーン」というタイのエナジードリンクに出会います。この飲み物にほれ込んだことでレッドブルが生まれます。強く、逞しく、それでいてエキサイティングな体験ができるという価値がレッドブルの本当の魅力であり、この体験こそが

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    2022年02月23日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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     結局なぜこんなに売れるようになったのか、よくわからなかった。。。


    …ドイツ人経済哲学者のゲオルク・フランクは、…こうした世間からの関心こそが新しい経済の通貨になっていると説く。「私たちは情報社会に生きている。そして情報から身を隠す場所がないことに気付づいている。情報社会における希少資源は、情報そのものではなく、情報を利用し、選択し、処理・加工する能力だ。要するに、人々の関心こそが希少資源である。しかし、この関心を向ける対象が増えれば増えるほど、この資源はますます希少となっていく。」

    ■楠木建 解説より
     本書から学ぶべき本質的な論点はスポーツ・マーケティングでもビジネスモデルでもない。

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    2020年08月10日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    最近、日本でもよく目にするようになったレッドブルであるが、その成功と経営に迫った本はこれまでになかったと思われる。書中でも再三触れられているが、それは創業者のディートリッヒ・マテシッツが極度のマスコミ嫌いであるということからだろう。

    既に、2012年時点で世界での販売数量が52億本に達するというこのドリンクの出発点は意外なところにある。マテシッツがユニリーバでマーケティングマネジャーをしていた際に,たまたまアジア出張で読んだフォーブスの長者番付に大正製薬の創業者がランクに掲載されており、リポビタンDという栄養ドリンクが収益を支えているという説明文章に関心を持ったことがきっかけだったという。そ

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    2018年10月08日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    ネタバレ

    斬新なビジネスのように見えて、究極的にシンプルなビジネス。

    ブランドとは、それを選び取った人の体験をいかにデザインするかだ。

    "マテシッツは一度こう答えている 。 「ブランド商品にとって最も危険なのは関心をもたれないことだ 」 、と 。"

    "ドリンク一本の価格から材料費やその他の経費を差し引いた利幅は 、にわかには信じがたい七〇パ ーセントという数字になるそうだ 。安価な製品を売るライバル企業が数多く存在するにもかかわらず 、マテシッツはこの高値戦略を変更しようとはまったく考えたことがないようだ 。そして 、この判断は正しかったと言えよう 。消費者が求めてい

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    2017年11月30日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    レッドブルのやっていることの基本的なおさらい的な。
    もともと自分が知っていた情報を少し詳しく、だっただけに少し拍子抜け。

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    2016年06月06日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    内容はさほど面白くない。最期の解説文読むだけで中身はあらかたわかる。というか、この解説あってこそか。

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    2015年04月18日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    完全な成熟市場で新規参入で世界企業が生まれるはずがないとおもっていた飲料市場に突如現れたレッドブル。そのマーケティング戦略について。
    本としてのできはいまいちですが、レッドブルのマーケティングそのものは魅力的でした。

    たんに広告宣伝をするのではなくエクストリームスポーツ市場に投資し、その選手、チーム、大会の放送によって露出をする。
    あたらしいタイプのスポーツスポンサーシップ。
    スポーツイベントにはすべてレッドブルの名前を冠にする。
    メディアまでも経営しリアリティーショーも実施。

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    2014年02月17日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    タイトルの答えは、「ユニリーバのマーケティングマネージャであった創業者が、そのノウハウを駆使し、『レッドブル=スリルや冒険』というコンセプトを、スポーツマーケティングを通じてブランド化したから」。楠木健さん曰く、この成功は商売の原理原則に基づいている。①ビジネスはそれを始める動機(が健全であること)が大切である、②ビジネスの端緒となるアイデアはオリジナルである必要はない(陽の下に新しいものなし)、③経営における「独立自尊」の重要性(それによって戦略ストーリーの一貫性を保てる)、④(コアとなる領域は)内部開発にこだわる。

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    2014年02月01日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    人生楽しみたい方にオススメ

    ・PARTⅠ 特に、「すべてがマーケティングだ」

    は、勉強になりました。
    PARTⅡ、Ⅲは、面白くないです。

    私個人が「なるほど」と思ったところは、付箋、折り曲げがあります。

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    2014年01月07日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    マーケティングというよりイメージ戦略に多額の費用を当てて成功した。利益の3分の1を費やすというのは斬新なのだろうが、好循環を生み出している。これでもかってくらい、スポーツやイベントに名前を露出させて、レッドブルの名を売っていった話が延々と続き、やや途中で間延びした。

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    2014年01月05日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    レッドブルの商品コンセプトが、ブランディングだけではなくプロモーションにおいても全体にしっかりと共有がされていて、
    何をするにしてもそこをブラさないようにしているということが、良く分かった。
    特にスポーツマーケティングの、発信ではなく共創をしている、という事例が最も分かりやすかった。
    プロダクトブランディングをよくここまで拡げていったな〜と感心するばかりである。

    ただ、実際に本当にそう考えているのかなどは、調べた内容がほとんどなので分からないままである。

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    2013年12月28日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    書籍として、かなり特異だと思います。レッドブル社長本人へのインタビューなどなく、色々な記事をフックに想像も入ったノンフィクション?となっている。

    この書籍から大変関心を持ったのは下記の3つ

    ・創業のきっかけがリポビタンD

    ・スポーツマーケティングへのこだわり。大手の広告塔としての扱いと市場を育てる、一緒に創るという部分。

    ・すべてを自社でやろうとする姿勢。すべてがマーケティング。
    イベント会場の設置など、代理店への丸投げではなく、ほとんど自社扱い。。。

    少し記事の紹介に従事している部分もあり、読むのが少し辛かったですが、誰でもしっているけど、誰も知らない企業の実態を知れたレポートとし

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    2013年12月19日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    レッドブルのマーケティングが凄いことがよくわかる。ただ、あちこち視点や時台がとぶ構成や、翻訳のせいか文章が読みにくい。

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    2013年12月02日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    レッドブルの成り立ち、そのマーケティングについては、はじめの1/3だけ。あとは、スポーツマーケティング、メディア、創設者マテシッツについて。外に情報を出さない企業をよくここまで調べたという感じはするが、あまり、自分にはなじみのない話も多かった。もともと、リポDがアイディアの発端にあったレッドブルだが、日本のレッドブルにはそのリポDの主成分のタウリンが処方されていなくて、アルギニンが代わりに入っているとのこと。薬事の問題だろうが、ちょっと興ざめ。

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    2013年11月14日
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか

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    エンジニア必須の商品となっているレッドブルについて記載された書籍。創業者のマテシッツ氏とレッドブル社について語られる。マテシッツ氏は日本のリポビタンDに目を付け、エナジードリンクに注目した。その後タイの会社とスポンサー契約をした後にレッドブル社を創業する。尚、タウリンは人の目をよくする効能があるという伝えがあったため戦争時に日本軍が用いたようだ。元々ドイツで経営を始める予定であったが、エナジードリンクへの法的規制などでオーストリア(ザルツブルク)で事業を開始した。マテシッツ氏は銀行への借金を避け、スポーツに投資し、グローバル化されても生産はオーストリアとスイスでのみ行い、オーストリアへの納税は

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    2013年11月03日