押上美猫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主人公達は魔王と対峙する竜の一族で、最大の敵・魔王を倒し、首を城に持ちかえるところから始まる。
世界設定的にはRPGでおなじみのハイ・ファンタジーなのだが、人間関係やら人物設定がややこしく、更に言えば作者の画力がない為に書き分けも出来てなければ画面自体もごちゃごちゃしていて、非常に読みづらい。正直、何やってんのか判らんページやコマ(特に戦闘シーン)が多い。かなり致命的に。
このキャラは実は・・・彼は実は・・・という人物設定に展開が偏り過ぎているのも疲れるところ。結局最後まで裏も表もない普通の人でしたってのは、キチェルと強いて言えばルウォークくらいじゃなかろうか。
野広とか某錬金術師とか、結局奴はどうなったんだーという中途半端な部分もある。
話自体、多分最初の段階でちゃんと設定・理由付けしてなかっただろうことが多いのだろう。後から「この前のネタ使える」と思って無理矢理伏線にしましたっぽい展開もしばし見られ、未回収な問題、こじつけのエピソードについて行けないところもある。
話の骨格としては結構面白いかなと思われるだけに、全体的に話がまとまってないところ、伏線の入れ方と出し方が下手なところ、幾つかの矛盾点があるところ、後から明らかになる設定の出し方が下手なところ、・・・そして前述の画力不足、いまいちのめり込むにはすんなり読めない部分が多いのが惜しいところ。
人物ひとりひとりはそれなりにキャラ立っていて良いし、ギャグとシリアスのバランスは結構上手いと思うのだが・・・。
けして面白くないというわけではないので、読むのなら、異世界編も含め、全巻一気に読むことをお勧めする。