池井佑丞のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分が燃え尽きかもと思い読んでみました。最初は知ってることばかりかもと思いましたが、読み進めていく内に、日々の忙しさの中で自らが意識できていなかったこと、整理できなかったことが書き連ねてあり、読み進めることが内省につながった部分もありました。環境を変えなければいけない人には、即効性はないかもしれませんが、自分の意識次第でなんとでもできる『火種』と『薪』の部分については、すぐに取り掛かれるかと思います。また、三種類の燃え尽きに対してそれぞれ意識しなければいけないポイントがあるなど、「燃え尽き症候群」自体に関しての理解が、シンプルに整理できるのも、より有効な対策を講じる上で重要な点であると思いまし
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Posted by ブクログ
「燃え尽きさん」の本
著:池井 佑丞
燃え尽き症候群とは、一言でいえば、仕事などを頑張ってきた人が、まるで火が消えてしまったかのように、仕事への意欲・関心をすっかり失ってしまう状態のことで、別名「バーンアウト」とも呼ばれている。
燃え尽き症候群がきっかけで、うつ病などのメンタル疾患を発することも珍しくない。そうなると治療に長い時間がかかり、本人もつらい状態が続き、家族や職場などの周囲にもさまざまな影響が及ぶ。
大事なのは、「燃え尽きなのかも?」と気づいた段階で、きちんと対策をしていくことである。
本書の構成は以下の6章から成る。
①「燃え尽き」は誰にでも起こる現象
②燃え尽きてしまった -
Posted by ブクログ
自身に思い当たるところがあり、現状をどう打開するかのヒントを求めて読んでみた。
燃え尽きの詳しい種類や対策を分類して解説している。実際に燃え尽きてしまった場合には、まずは休養することにより土台を整え、そこから自分の認識を積み上げ(いろんな自己啓発本にある様な価値観の見つめ直しなど)、その芯を大事に持ちながら環境をアジャストさせていく。当たり前というかよくある話の様にも思えるが、特効薬があるわけではなく一般的に言われていることの意味をちゃんと理解しながら倣っていくべしということなのだろう。
燃え尽き症候群が疾患として規定されず、あくまで症状・状態とされているのは、個人の問題とされてしまう懸念