朝日新聞「ロストジェネレーション」取材班のレビュー一覧

  • ロストジェネレーション

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    この本が出版されているのが2007年。
    ロストジェネレーションと呼ばれる人は氷河期時代に生まれた
    現在(2011年)は29歳~39歳の人々を指している。

    1990年中盤からの正規雇用から非正規雇用への流れとなり、年功序列から成果主義へと変化した雇用形態。
    大学を出ても就職が決まらない、転々と職を変えるフリーターの出現。親の家に住み仕事を持たないニート。
    団魂世代をモデルとして仕事をすることなく、IT企業家が増えだしたナナクロ世代。例を提示しながら詳しく見ている。
    私達が普段手にしているあらゆる機械、激安の外食。それらは、安い賃金で働いている人たちによって成り立っている現実。そこから抜け出すに

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    2011年10月23日
  • ロストジェネレーション

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    先週読んだ『働くニホン』よりも面白かった。
    一人ひとりのストーリーが長かったし、ホリエモンなど知った人たちの話も出ていたので。

    ロストジェネレーション世代は、豊かな時代に生まれたが、就職の際は不景気真っただ中だった。企業の合理化政策から、正社員になれなくて派遣やフリーターなどの非正規雇用にならざるを得ない人がたくさん出てきた。
    そんな将来の見えない状況から抜け出そうとしても抜け出せない様子や、そのなかで政治家やITなどで新たな挑戦をしようとしている様子が書かれていた。
    政治や社会への信頼が低く、自分で自分の生活の責任を取ろうとする姿勢は自分にも共通で、今後もどんな変化にも耐えていけるように、

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    2010年12月04日
  • ロストジェネレーション

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    日本が最も豊かだった時代に生まれ、戦後最長の経済停滞期に社会に出た、ロスジェネ。
    くくり的には、僕はその世代には当たらないらしい。というか、恵まれた環境でヌクヌクと漫然と生きている僕にとっては、体感できないのが現実で、それこそがこの本でいう「無関心」で、他人事ではなかったマジで。
    敷かれたレールを行くことが最重視された時代から、”自分で生きる”道を見出し始めた日本で最初の世代。といえば聞こえはいいがそこには過酷な現実があって、多世代との利害対立から拡がる無関心。難しい問題。
    キレイごとにはしたくないけれど、生きていくしかない。この信用できない世界で。僕もだ。

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    2014年08月08日
  • ロストジェネレーション

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    ロストジェネレーション、25~35歳の就職氷河期にあたる年代の人達。
    いままで読んできた本のなかでは、「わりをくった」世代という印象が強かった。
    もちろんこの本でもそれまでの常識が崩壊して非正規で生きる人達が出てくる。
    しかし一方で「自分探し」をしなければならないこの世代の力強さを描いてもいる。
    それが新鮮だった。

    ロストジェネレーション。
    「失われた世代」そして「さまよう世代」。

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    2010年04月27日
  • ロストジェネレーション

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    一昨年の年始に朝日新聞に連載された記事+αがまとめられたものです。
    お世話になっている記者の方が取材班の一員だったこともあり、読んでみました。

    極端な例が多い気がするけれど、「格差社会」はここまできていたのか…
    と衝撃を受けた。(読んだのは2007年の終わりごろ)

    派遣切りなどが問題になっている今、彼らはどうなっているのだろうか、とも思う。

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    2009年10月04日
  • ロストジェネレーション

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    ロスジェネの発祥の地になるのかな?連載は読んでないけど,一冊の本としてはまとまってて読みやすいです。新聞社はこういうとこ手堅いよね。でもちょっと思ったのは,ロスジェネ世代でも成功してる人いるわけじゃないですか,その人もロスジェネなんですかね?もちろん定義からしたらそうなんだけどさ。この取材班はなるべくロスジェネ世代の記者でという方針で編成されたそうですが,ぶっちゃけ朝日の記者ってかなりの高給取りじゃんね。もちろん正社員だし。それで同世代だから見えることも多かったみないなこと言われてもねぇ。やっぱり世代で切るってのは,ひとつの分析手法だけど,それを実体視するのは危険ですよね。世代的にはロスジェネ

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    2009年10月07日
  • ロストジェネレーション

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    日本全体が少しおかしくなっている気がするが、どこに原因があるのだろうか。
    少し気分が暗くなってしまう。
    ある年代をグルーピングして名前をつけるのが流行っている様だが、果たしてそのことに意味があるのだろうか。
    何やら「後付け」の理論という気がしないでもない。
    色々と考えさせられる。

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    2014年10月14日
  • ロストジェネレーション

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    ネタバレ

    はやりの格差社会論を世代を軸にした切り口でみせようという試みだが、成功・失敗が相半ばしているように思う。
    成功しているところとしては、従来の格差社会論にありがちな中流・下流や正社員・非正規といった不毛な階級間闘争にいたずらに陥ることを回避できている点。また就職氷河期にたまたま遭遇してしまった、という誰の目にも明らかな事実を議論の起点とすることで、「格差は本当にあるのか」等という冗長な議論をかすませることができている点。
    失敗していると感じるのは、「IT起業家」や「脱官僚エリート」から所謂ワーキングプア層まで満遍なく取り上げることで逆に「ロスト・ジェネレーション」という世代の核がぼやけてしまって

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    2013年12月22日
  • ロストジェネレーション

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    バブル崩壊直後にやってきた就職氷河期のあおりをまともに食らった世代のことを、日本における「ロストジェネレーション」と名付けたのが、朝日新聞だったとはつゆ知らず。その名付けが良いか悪いか・好きか嫌いかはともかくとして、彼らをまとまりとして見るための枠組みを提供し、そこから日本が隠しもつ問題を提示したという点で、評価はできると思う。ひとつにまとめるべきではない、という意見も無論あろうが、社会現象という大きさで問題を捉える場合、便宜的に世代を一として見ることも必要になるだろうし。
    新聞の連載を柱としているだけあって、分析は深くないけど、彼らをただ被害者として憐みの目で見るんじゃなく、彼らならではの強

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    2009年12月10日
  • ロストジェネレーション

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    ふむ、今日本はほんとに景気が悪いらしいと教えてくれる本。

    今の若者の就職難なんかが取材形式で書かれているんだけど

    ほとんど共感できる意見はなかった。ま、俺は変わってるやつ

    らしいからなのかもしれないけど。。

    評価の仕様もないので、とりあえず☆3つ

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    2009年10月04日
  • ロストジェネレーション

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    まさに世代的にストライク。
    朝日新聞で連載されていたときもたまに読んでいたコラムをまとめたもの。

    ワーキングプアとか、結婚したくてもできないとか
    なんだかもう、読めば読むほど気持ちが沈んでくる。
    「この世代を応援するために書いた」って書いてあったけれど
    どちらかというと自分たちの不運をあらためて痛感しただけだったような。

    景気が回復して、就職活動をする学生は完全な売り手市場になって
    ドタキャンは当たり前で、企業にとっては学生はお客様。
    いくつも内定を抱えながらも選択肢が多すぎてどこにいったらいいのか迷う内定ブルー。
    そんな報道を見るたびに腹立たしくなる。

    それは今の自分に納得していないか

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    2009年10月04日
  • ロストジェネレーション

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    ★読む目的
    ロストジェネレーション世代(25歳〜35歳)について知る!

    ★読書レベル
    シントピカル読書

    ★メインブランチ
    『さまよう』 『挑む』 『未来』 『動き出す』

    ★INPUT
      ・氷河期、格差社会、失われた10年、逆境の時代で生きる強さ試される
      ・ロスジェネ世代は4人に1人は非正社員
      ・30〜34歳の未婚率:男性47.1%女性32%(10年前より10Pアップ)
      ・旧世代から見るとさ迷っているだけ。しかし、彼らは自由な発想・創造で新しい
       価値観生み出そうとしている
      ・彼らの問題は全ての世代に繋がっている

    ★ウガンダの感想
     バブル崩壊、氷河期、格差社会、失

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    2009年10月04日
  • ロストジェネレーション

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    冒頭の「ロストジェネレーションとは元々、アメリカで第一次世界大戦後に青年期を迎え、既成の価値観を拒否した作家たち」って少し違和感があるなあ。「既成の価値観を拒否」というよりも、挨拶が出来なかったりと、両親まで持っていたモラルが失われている世代という側面が強かったように思う。

    それはそうと。
    就職氷河期に就職活動を行った人々をロストジェネレーションと呼び、その生態を報告している。
    ワーキングプアから抜けられない人々ややりがいの搾取の犠牲者から、規制の価値観を拒否したナナロク世代中心の起業家までを網羅した内容。
    他、この世代特有の消費への消極性などの世代の特徴も報告されている。

    経団連会長でも

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    2009年10月04日
  • ロストジェネレーション

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    新聞連載時も読んでいましたが、本で読むと我が身とリンクしてあまりに痛かった…。
    現実に周りを見ても、貧乏くじを引いた世代かと感じます。早急に改善策を立てなければこのツケは確実に来ると、人間と日本の将来が果てしなく不安になる本。未来の可能性も示唆しているが甘い。自力だけで成功できる人間なんかひとつまみなんだー!

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    2010年02月16日
  • ロストジェネレーション

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    さまよう2000万人。というサブタイトルに、ニートやフリーターがそんなにもいるのかと思ってしまった。そんなことあり得ないのにね。それにしても、ナナロク世代に代表される、希薄な就社意識、当たり前の転職、真性団塊ジュニアといわれる層の厚さに較べての、社会からの疎外感。この先10年もすれば、ここに書かれているジェネレーションも中年や壮年になってしまう。その時を思うと、日本大丈夫か?と。ただ所々新聞気質のいやらしさを感じるのは私だけ?

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    2009年10月04日