針山孝彦のレビュー一覧

  • 地球を救うスーパーヒーロー生き物図鑑

    Posted by ブクログ

    子ども向けの本だけれど、なかなか内容のあるびっくりするような本、というか感心した。科学者や技術者たちの探求は凄いなあ。生き物たちの凄い仕組みを人間の技術に見事に転換している。
    ・アカゲラが凄い速さで木をつついているのを見て、振動で大変なことにならないのかと思っていたが、なんと頭の中をぐるっと回っている長い舌で振動を守ってるなんてね。それを登山用ハンマーに応用している!
    ・ホオジロザメの肌はリブレット構造といって溝になっている。それを飛行機に応用した。
    ・カワセの流線形は新幹線500系の形に応用された。
    ・ミナミハコフグの骨格は車の構造に応用されている。
    ・フクロウの羽のギザギザは音を立てない仕組みになっている。新幹線のパンタグラフに応用。
    ・オオハクチョウのV字編隊では後ろに起こる上昇気流で、後ろの鳥たちは眠ったまま飛んでいける。もちろんジェット機の編隊に応用されている。鳥の羽の先っぽが上に上がっているのも取り入れている。
    ・ヤマナメクジのねばねばは、太陽光パネルの雪を取り除く透明ポリマーに応用されている。そこからにじみ出る油で雪を解かすのだ。
    ・ヒマワリの種のフィボナッツ数列による効率的な配列は、太陽光発電ミラーの配列に生かされている。
    ・シマヘビのように動く災害ロボット。
    ・ニッポンマイマイの殻の溝には水の膜ができて、汚れにくく汚れが落ちやすい。勿論タイルに応用。
    ・フナクイムシはトンネル工事のシールド工法に生かされている。
    ・オオガハスの葉には微細な突起があって空気をまとってクッションになり水を弾く。濡れない傘、ヨーグルトの紙フタに応用。
    ・モルフォ蝶の構造発色は青色だけを反射する。レクサスのボディに使われている。
    ・蛾の目のモスアイ構造ははっきり見えるディスプレイに応用されている。
    ・猫の目の網膜は光を反射。車の反射板に応用。
    ・バクテリアの枯草菌をコンクリートに混ぜておく。ひびが入って水や空気が侵入すると炭酸カルシウムを出して補修になるのだ。
    ・カの針を痛くない注射針に応用した。
    ・バクテリアのバイオフィルムは撲滅するのに厄介なものだが、そのナノスーツ溶液を生き物にまとわせて、生きたまま電子顕微鏡で観察することができるようになった。
    この他、驚く様ないろいろな研究が進められている。

    0
    2023年09月20日
  • 生き物たちの情報戦略 : 生存をかけた静かなる戦い

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    地球46億年の歴史の中で、多様な生物が生まれ、生物は多様性を維持しながら生存している。
    他種とかかわり、生き残りをかけ、生物たちは静かな戦いを繰り広げてきた。
    外部環境を知る能力を高め、種独自の情報処理系=環世界を洗練させたのだ。
    環世界とはなにか、その理解はなにをもたらすのか。
    生き物たちの不思議に魅せられ、世界を巡りながら考えた。
    生き物ってなんだ!?
    多様な生物を本当に理解するための旅。

    [ 目次 ]
    第1章 多様な生き物たち
    第2章 生き物はいかに多様化したのか
    第3章 生物がもつ時計―多様な生物の共通性
    第4章 多細胞生物の設計原理
    第5章 生き物たちの存在様式
    第6章 生き物たちの情報戦略
    第7章 驚異のナビゲーション能力
    第8章 生物がつくりあげる世界―環世界
    第9章 環境への適応戦略
    第10章 環世界と文化的行動

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2010年06月11日
  • タマムシの翅はなぜ輝いているのか: 自然への感性を育む生物学

    Posted by ブクログ

    自ら見たいと思ったものしか見ることができない

    人間中心の偏った見方では、もう世界は限界を迎えてしまう。それを玉虫の構造色研究を題材に教えてくれる一冊。

    ヒトという生物は、文化を入力することで人間になるという記述が独特。玉虫はどんな情報を構造を通して入力しているのだろうか。

    0
    2026年05月04日
  • 生き物たちの情報戦略 : 生存をかけた静かなる戦い

    Posted by ブクログ

    爺おすすめ。
    あんまり面白いから読んだら本あげようと思ってたんだけど
    普段行かない新宿の喫茶店に忘れてきてしまったから
    何とか入手して読むように…
    と、メールが来た。

    ある分野に秀でた学者さんて人種はやっぱり面白いと思った。
    湯気が立った生肉…うん、見たことないな…と、自分の家畜化を痛感。
    それにしても、自分の興味の範疇を逸脱してると読むのに時間がかかる。

    0
    2013年12月15日
  • 生き物たちの情報戦略 : 生存をかけた静かなる戦い

    Posted by ブクログ

    普通に高校生物で習うような内容。
    ただ、「頭がいい」「頭が悪い」の基準の設定が興味深かった。成る程なという感じ。

    0
    2009年10月07日