曽村保信のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近「地政学的リスク」という言葉を聞くことがあり、かねてよりどういう分野なのか気になってもいたので、ロングセラーとして売られているのをたまに見る本書を読むことにしました。内容が私には難しく普段より理解が及んでいないため、感想文の精彩を欠く状態になっていることはお許しください。
本書は多くの辞令を説明しながらその中に地政学の考え方を埋め込むような構成になっています。マッキンダー・ハウスホーファーの2名を主とした学者らのバックグランドや当該地域の歴史や国際事情を詳しく取り上げながらロジックの骨格が成立した経緯を説明し、それを当時の政治に適用しているということだと思います。ランド・パワー、シー・ -
Posted by ブクログ
1回目に読んだ時は目が滑るような感じで全然頭に入らず、2回目も読んだが、あまり理解できないまま。
世界史、地理などの最低限の基礎知識が無いと十分理解できないのかもしれない。
乏しい感想は、
・教科書っぽい。それも難しい教科書。私のように前提知識が乏しい身には先生が補足し、現代にあてはめた例など加えてくれたら理解できるかもレベル。
・地政学の礎となる3人の論が紹介されている。それを現代情勢に自力で応用できる力の不足を感じた。
・歴史と地理が自分の中で結びついていないことを自覚できた。
・部分部分では興味深い個所もあり。1章マッキンダーのドイツとロシアの関係、2章ハウスフォーファーの生活圏の哲学、