チェック項目14箇所。あなたの体の筋肉は、本来のやわらかさを保っているでしょうか? それとも、あちこちが固くなり、痛みがある状態でしょうか? もし、肩コリや腰痛などの症状があるなら、きっとこの本はお役にたてると思います、コリをとって、本来のやわらかい筋肉に戻し、「気持ちのいい体」になるための本ですか
...続きを読むら。この本でお話しする「セルフ整体」とは、筋肉をゆるめて痛みを取る「ミオンパシー」を自分でできるようにしたものです、お金もかからず、道具も必要ありません、誰でも安心・安全に取り組める簡単な整体法です。整形外科ではレントゲンやMRIをとって痛みの原因を探ろうとしますが、ほとんどの場合、本当の原因はレントゲンにうつりません、骨の異常が発見されたとしても、骨は痛みを感じませんし、神経自体も痛みを感じることはできませんから、「神経が圧迫されて痛い」というのも誤りなのです。肩コリ、腰痛の対症療法として、「筋トレ(腹筋)しなさい」「ストレッチ、けん引をしなさい」「マッサージをしなさい」と言われたことがあるかもしれませんが、これらは根本的な解決にならないどころか、悪化の原因となる可能性が高いのです。<急性的な痛み>たとえば炎症の痛みです、炎症物質が流れきってしまえば、痛みは治まります、通常は、長くても1習慣も経てば痛みは引いていくはずです。<慢性的な痛み>すでにお話しした、筋肉が縮んで固くなることによる痛みです、慢性的な肩コリ、腰痛がその代表ですl。「急性的な痛み」は、筋肉をゆるめるやり方では解決することができません、「慢性的な痛み」であれば、あらゆる部分の痛みがこの方法で解決できます(ただし、内臓疾患など病気が原因で慢性的に痛みがある場合は、病気を治すことが先決です)。どちらの痛みなのか判断するポイントの一つは、痛みが続いている期間です、2週間とか1ヶ月も痛みが続いているのなら、それは炎症の痛みではありません、もう一つは、痛みがラクになる温度です、冷やしてラクになるなるなら炎症の痛みですが、あたためてラクになるなら、慢性的な痛みと言えます。「リリカWebシンポジウム」で発表されたデータによると、腰椎の飛び出した部分を手術で取っても、37.8%の人は痛みが取れていません、頚椎に至っては52.6%もの人に痛みが残っています、11歳~59歳の人の約20%は、痛みを感じていませんがヘルニアになっています、60歳以上の人では約40%です、つまり、同じ症状でも痛みが出る人と出ない人がいるということであり、ヘルニアと痛みの因果関係が認められないということです。腹筋運動をすると腰痛になるのかというと、一般的な腹筋運動では腹筋だけでなく大腰筋や大腿直筋といった腰痛に関係のある筋肉に不可をかけることになるからです。固くなった筋肉をゆるめるには、マッサージは向いていません、筋肉が固くなるしくみを考えれば、おわかりですよね、もむ、叩く、こするなどすれば、筋肉はより一層守ろうとして固くなります。実は、筋肉が固くなるしくみは、直接的な負荷(刺激)だけで発動するわけではありません、体調や精神状態も深く関係するのです、筋肉を本来のやわらかさに戻し、痛みのない快適な生活を送るには、睡眠や栄養、空調、ストレスなどもぜひ重視してくださいね。セルフ整体では、筋肉がゆるむ姿勢を90秒間維持するわけですが、この「90秒」には理由があります、90秒間筋肉をゆるめて変化がなければ、それ以上ゆるめても変化しないということがわかっているのです、痛みが消えない場合は時間を伸ばすよりも、別の姿勢を探してゆるめたほうが効率がいいと言えます。セルフ整体も筋トレと同じように、同じ部位に関しては3日に一度くらいがちょうどいいです、毎日やってしまうと、せっかくゆるんだのを邪魔してしまうことになります。