弟子の目からみた古今亭志ん朝といった内容を期待していた本だったがさにあらず(『よってたかって古今亭志ん朝』のようなものを想像していた)。
量的に言うと本書の大半を占めるのは「志ん輔のケータイ日記」。好きな噺家ではあるが、想像とのギャップに少々がっかりした。
ただ「日記」を読んでみてびっくり。「あ
...続きを読むれ、それは話しすぎなんじゃないの」というところも多くあり、そこから「噺家」の振る舞いや、もちろん古今亭志ん輔の「あり方」がわかる本になっている。
今をときめく大真打のひとり。その人の「あり方」を身近に感じることができて面白い本だと思う。
# 昨日、志ん輔がトリをつとめる池袋演芸場で本書を探している人がいたが、同書にはまだ置かれていなかった。