【感想・ネタバレ】師匠は針 弟子は糸のレビュー

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Posted by ブクログ

2001年師匠が亡くなったとき、悲しみとは裏腹に開放感をおぼえたんだそうである。寄る辺を無くしたとか、迷子になったようとか言わなくてもいいけど、開放感かぁ〜 それだけ偉大な師匠だったということか今更ながら。でもそんな不遜な思いへの償いのごとく、その後の志ん輔は稽古に打ち込んでいく。自ら立てた目標に向かって。弟子であり師匠ともなって、今と昔の違いに怒り落胆しながら自分に課した努力は怠らない。志ん五が亡くなって古今亭は貴方にかかっている。日々精進しがんばっていただきたい。

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2012年01月17日

Posted by ブクログ

弟子の目からみた古今亭志ん朝といった内容を期待していた本だったがさにあらず(『よってたかって古今亭志ん朝』のようなものを想像していた)。

量的に言うと本書の大半を占めるのは「志ん輔のケータイ日記」。好きな噺家ではあるが、想像とのギャップに少々がっかりした。

ただ「日記」を読んでみてびっくり。「あれ、それは話しすぎなんじゃないの」というところも多くあり、そこから「噺家」の振る舞いや、もちろん古今亭志ん輔の「あり方」がわかる本になっている。

今をときめく大真打のひとり。その人の「あり方」を身近に感じることができて面白い本だと思う。

# 昨日、志ん輔がトリをつとめる池袋演芸場で本書を探している人がいたが、同書にはまだ置かれていなかった。

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2011年04月07日

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