竹田圭吾のレビュー一覧
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ネタバレコメント、というある種の発信を行うまでの準備、方法論、考え方などがまとまっている。
ここまでタイムリーに、シビアに、コメントの一つ一つがダイレクトに収入につながるわけではないが、必ず積み重ねで評判は構成されてしまうので、参考になった。
聞き手を意識したり、言わないことを決めたり、全体の中での位置づけを考えたり、そして何のためのコメントということで議論を有意義なものにする、ということを意識する。
情報過多の時代での情報との付き合い方というのも意識として持っておく必要がある(グレーなことがほとんどなど)ことや、アジェンダ設定・議題設定・整理などの能力も通常の仕事においてもそのまま生かせそうな内 -
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【要点メモ】
・情報を疑え
→ミクロ・マクロの視点で見る
→「じつは」で始まる言葉は、プレゼン技術としては効果的だが、たいして重要で目新しいことを言っていないことが多い
→わからないものをわからないと受け入れる
・情報はあつめるな
・ストーリーを語れ
→ターゲットを絞って語ると、メッセージは届きやすくなる
→ストーリーには肉付けが大事。肉付けとは、聞いている人がイメージしやすいように、具体的に例をもって話すこと。これでより魅力的なストーリーになる
→五感に訴える、叙情描写
・付加価値を付ける
→何を言うか、ではなくまず何を言わないのか
→縦軸(時間)・横軸(地理)で独自性を持たせる。
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「ニューズウィーク日本版」元編集長による、情報力とコメント力を磨くための、情報を編集し発信する技術。
コメントを求められたときに、瞬時にうまいことを言うのは難しい。準備した材料の中から必要なものを選び出し、瞬時に加工して、限られた時間で伝わるように形を整えて発信しなければならない。普通に生活していれば、瞬時にコメントを求められることはよくある。気心が知れた人との日常会話であれば、すぐ訂正できるが、仕事などで一瞬一瞬が真剣勝負という場面もあるだろう。
以下は学んだこと。
・情報は整理しないで、何となくの全体像を把握する。
・ネットニュース、新聞、Twitterなど複数の情報源を定点観測する。
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■コメントには付加価値をつけるべし
・無駄なコメント
①みればわかること
②一般論、原則論
③他の出席者がいいそうなこと
④根拠のない話
■コメントの方法:
①タテとヨコで比較してコメントする
・タテ:時間軸
・ヨコ:地理軸
*地理とは別の領域、分野、場所、立場のこと
ex 裁判員制度について考えるときは
タテ:裁判制度の歴史
ヨコ:外国の例
⇒つまり2つの軸で考えて比較するとよいということ
よって、裁判員制度の例では、
裁く側の視点×裁かれる側の視点
とかでもOK
②ストーリーで語る
・物事は複雑で様々な面があるのは当然だが、どのポイントを強調し、どこを削るのかが大事
→その上でより具 -
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コメンテイターとして活躍している著者による、情報との付き合い方と、情報の解釈の仕方、コミュニケーションのとり方に関する指南本。ツイッターでフォローしているが、参考になる視点を提供しているし、遊びもあるのでどのような内容か気になっていた。
情報を収集して整理するようなことはしない。主要指標は数値自体ではなく、トレンドを理解する。ディスカッションする場合は、論点を絞る。情報はストーリーとして伝えるようにし、ストレートニュースのようなことはしない。分からないことを無理して分かろうとしない。メモには、その場で自分が感じたことも盛り込むと、後で振り返りやすくなる。コメントすることがないときは、コメントし