三枝昂之のレビュー一覧

  • 昭和短歌の精神史

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    読み応えのある短歌史だった。
    自由律短歌が花咲いたのは、四人の歌人が飛行機に乗ったことが切っ掛けだったという記述から始まる本書。歌人たちが戦争を鼓舞した歌を詠んだのは、その時代の趨勢であり、必ずしも責められるべきものではないであろうとか、戦後GHQの検閲で出版は制限がかかったが、むしろ事前検閲から事後検閲に変わった時の自主規制のほうが、表現の自由がなくなったなどと、本当に興味深いことが多々記されている。やはり「昭和」といえば「戦争」だ。戦争に関する内容が多く、宮柊二や近藤芳美、竹山広などの歌集もこれを機に読もうと思っている。再読したい本書だ。

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    2026年04月19日
  • 今さら聞けない短歌のツボ100

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    今日から短歌を始める!という人ではなく、既に短歌を詠みはじめていて、知識を増やしたい・コツを知りたいという方におすすめ。

    ■歌を「首」で数えるのはなぜ?
    ■腰折れとは?
    ■歌枕と枕詞の違い
    ■正述心緒と寄物陳思
    ■アンソロジーとは

    などは特に勉強になった。

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    2025年03月22日
  • 今さら聞けない短歌のツボ100

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    三枝さんを初めとする当代の歌人たちが『いまさら聞けない内容』を解りやすく説明してくれている。
    『いまさら』という内容だけに各歌人たちの短歌に対しての思いも伝わり、面白かった。
    もっと、引用歌が多ければなあ・・・。

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    2015年03月06日
  • 昭和短歌の精神史

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    読んでいて眩暈を感じるほどの名著。
    歌論の中でも白眉中の白眉だと思う。
    昭和の短歌を、思想、特に戦争とかかわりから精密に論じている。短歌が果たした戦争賛歌を積極的に見直した点は特にすばらしい。それもちろん戦争賛歌を肯定することではなくて、かえって強い反戦と表現の自由を守ることへの強い意思表示となっている。
    我が国を「普通の国」にしようという政治姿勢がまかり通る今日この頃、今こそ読まれるべき本だと思った。
    文庫本のあとがき(2012年1月)で著者が述べた言葉
    「今、人々は東日本大震災の困難の中にあり、そこからの新たな一歩を手探りする多くの短歌が詠まれている。日々の暮らしの心の中を映しだす短歌の特

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    2015年01月19日
  • 今さら聞けない短歌のツボ100

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    35人の歌人によって一人1000字あるいは500字で、いろいろなツボが書かれている本。ツボの数を半分くらいにして、もう少し踏み込んで書いてほしかったのが、正直な感想。1000字では少ないと思う。

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    2026年03月09日