マルク・レビンソンのレビュー一覧

  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    コンテナがシームレスに運ばれること、規格化に伴い大量に輸送できることで、世界的なサプライチェーンを可能にしたんだね。
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    示唆深い本でした。イノベーションがいかに生まれ、抵抗する既存勢力と向き合い、政府や顧客の支持を取り付けてルールをつくり、新しい市場を切り拓いていくのかの様々なエッセンスが詰まったとても読み応えのある内容ですね。

    コンテナというシンプルに思えるものが、グローバリゼーションを一気に加速させて産業史、我...続きを読む
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    イノベーションの物語なのに、輝かしい閃きではない事にフォーカスしていたのがイイ。

    誰も革命的なことの最中にいることすら理解せず、コンテナの革命は一歩ずつ進んだのが良く分かる。
    トラックと鉄道と船をひと繋ぎにすることで、今の世界の流通システムが成り立っている。大袈裟に言うと、それが資本主義の根幹なん...続きを読む
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    グローバリゼーションのきっかけとして、物流コストの低下があげられるが、その一躍を担ったのがコンテナで、コンテナ事態は箱にすぎないが、その規格化を通して、陸運と海運をシームレスで一体化させて、各工程の最大コストの積荷の費用と時間を大幅に削減したことが大きな要因として挙げられる。またコンテナの積荷に対応...続きを読む
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    The BOX コンテナ物語


    本書の構成
     コンテナの影響が最初に述べられ、普及した背景が述べられていく。そして、現在起こったことに対する見解が述べられる。

    経緯に対しての感想
     システムの開発から統一までの経緯が本書には詰まっていた。
     マクリーンのアイデアの影響範囲を広く捉えるという視点は...続きを読む
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    ひろゆき一推しということで購入。

    いかに既得権益が存在している中で革命を起こすのが難しいか、革命が始まると一瞬で世界が変わること、コンテナが当たり前の時代になり、市場がコンテナで溢れかえると逆に低価格化競争によって利益が生まれにくくなること、輸送費が下がったことでものづくりが現地生産では無くなった...続きを読む
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    イノベーションというと、ついGoogleやAppleなどのビックテックを想像してしまうけど、本当の意味でのイノベーションは人々の生活を変えるためにエコノミクスが合うように社会実装する事を指すのではないかと気付かされた
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    ロジの大切さがよくわかる。マルコム・マクリーンという天才について知ることができたのも収穫だった。なぜドバイが急に発展したかも腑に落ちた。
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    大量のコンテナが積まれた風景というのは、幼少の砌より馴染み深いものだった。
    自分にとって当たり前だった風景がその技術が生まれたときには決してそうではなかったこと、そしてその技術が文字通り世界を変えてしまったことがひしひしと伝わってくる。
    規制業界における変革の難しさ、それ以上に回り始めた弾み車を止め...続きを読む
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    自分の仕事に大きく関わる内容なので前から興味があった。物流業界で働く中で感じてた事(不確実性の極み)など、すごく共感できることもあったし、サーチャージ徴収の話とか今も昔もかわらないんだなっと思った。コンテナという世界標準規格が出来たことによる世界経済への貢献は計り知れない。今の海運混乱の状況も考えな...続きを読む
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    ビックリした。「箱」がこんなにも世界を変えているのか、と。

    箱だけでこんなに話が深くなるとは。箱が既存の仕事を奪ったり、経済に影響を与えたり、歴史を変えたり。

    長編なので読むのに時間はかかるが、時間がある時にもう一度読み直したい一冊。
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    コンテナについてほとんど全てのことがわかる本。コンテナのことはわかったんでもういいです〜ってなるぐらいの情報量なので、少し物流や貿易をかじりました程度の人にとってはボリューム的に若干苦痛かも。ただこれって日本のことを考えるきっかけにはなっていて、港で見かけるどでかいコンテナをJR貨物に積み替える作業...続きを読む
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    アメリカ牛を日本ですき焼きにするのも
    仏デザイナーがベトナムで服を縫製させるのも
    トヨタのjust in time方式も
    日本家電がアメリカを席巻したのも
    コンテナのおかげ。

    こんな話知らなかった、面白かったー!
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    コンテナにまつわる物語。良書。
    港湾における労使紛争。起業家マクリーンによるコンテナによる物流改革。改革に対する反対勢力との攻防。コンテナリゼーションによる運輸業界の変遷。
    歴史は参加者の想定を超えて動いていく。
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    ここ数年、天候不順や感染症の蔓延を発端に不安定な物流の現状を目の当たりにしている。特に、海運におけるコンテナ不足はたびたび問題となっている。今や当たり前に活用しているコンテナ、コンテナの歴史を見つめ直し、その将来を考察している本書は、物流との関係を断ち切れない現代人は必読だと感じた。
    マルコム・マク...続きを読む
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    6年くらい前にビルゲイツがお勧めしてるからぜひ読みなよと同僚からお勧めされた本にやっと手を伸ばすことができました。

    単なる箱に過ぎないコンテナは、いかに世界の物流に影響を与えたかが時系列でよくまとめられています。海運送業にもたらした構造変革(前時代の港における荷役による積み下ろしから工場からラスト...続きを読む
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    この書籍は、世界中でコンテナ輸送が成り立つまでの道のりが記されています。
    コンテナが発明される前は荷物を船内に秩序なく詰め込み、沖仲仕が人力で運び出すというスタイルであった。
    人力では効率も悪く、人件費もかかるということで、トラック運送業者のマルコム・マクリーンがコンテナを発明。
    しかし、発明当時は...続きを読む
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    「現代のワールドサプライチェーンを作ったのは紛れもなくコンテナである」
    マルコムマクリーン=トラック野郎が時代を先取りしまくっていく様子が痛快に記されている。
    「コンテナより、コンテナで輸送する仕組みこそがイノベーション。」
    「発明はされていても、それが使われるようになるまで時間がかかる。」
    ビジネ...続きを読む
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    箱が世界を変えた。
    いまや当たり前のように物流でなんでも届けられるが
    鉄道、トラック、船と、コンテナと共に輸送量を上げてきた歴史が分かる。
    400ページ越えでボリュームあり読みきれないのが残念
  • コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった 増補改訂版
    マクリーンの発想をきっかけに、労組との対立、凝り固まった慣習、業界内外からの反発等々を乗り越え、運賃の価格破壊や軍需、規制緩和による自由競争を経てこんにちの物流網・供給網、経済構造はコンテナによって形作られた。
    最近はサプライチェーンマネジメントが~なんてよく言われるが、そもそもサプライチェーンとい...続きを読む