岩崎日出俊のレビュー一覧

  • サバイバルとしての金融

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    金融初心者向けの入門書。

    内容は大まかに
    1.株式などの金融商品を購入する際に考慮しなければならない事柄についての概説
    (株価・金利・キャッシュフローetc.)
    2.日本と米国における企業経営の差異
    に分けられる。
    1,2を通して平易な言葉で書かれており、また金融の世界での著名人の興味深いエピソードもふんだんに盛り込まれているため読みやすい。

    2ではどの事例に関しても米国の戦略の方が日本より優れているという視点から書かれていたが、これは金融市場での大多数の意見なのだろうか。
    物事の優劣を判断するということは、必ず著者の主観が反映されているということなのでこの本に書かれていることを全てを鵜呑

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    2009年11月13日
  • サバイバルとしての金融

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    金融の入門本を読みました。
    投資銀行で働いていたまさに現場の人の声の本。
    リテラシーの大切さを感じます。
    ファイナンシャルリテラシーって大切ですよね。

    ちょっと、今日はあまり本の感想を書かず
    紹介だけしておきます。
    簡単な本なので読むと面白いですよ。

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    2009年10月04日
  • プロジェクト・コード 小説 投資銀行――企業再建を賭けた、プロ達の戦い

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    投資銀行の小説。
    実際どうなのかはわからんけど、小説としてなかなか面白い。
    投資銀行側が主人公として見るので、正義感を感じるが、まわりからはハゲタカ呼ばわり...
    どっちが本当?

    NHKドラマ「ハゲタカ」見て面白かった人ははまると思います。
    多少知識が必要かも(言葉の意味の注釈ないので)。

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    2009年10月04日
  • サバイバルとしての金融

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    本書は、アメリカ型資本主義と日本型資本主義(ステークホルダー資本主義)を対比させて、日本のバブル後の迷走を批判したり、基本的なファイナンスの知識を読者に対して説いたりしている。

    しかし、日本的な資本主義を手厳しく批判しつつも、アメリカ型資本主義をもろ手をあげて賛成しているわけではない。

    英語で言うと、‘Less hateful`と言った感じだろうか。

    最後の方になると、倫理について述べてさえいる。生き馬の目を抜くと言われるような金融業界で生き残ってきたような人が、倫理ついて述べているのは意外な気が最初はしたが、逆にそういった業界であるからこそ、倫理がよりいっそう大事なのかもしれない

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    2009年10月04日
  • サバイバルとしての金融

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    興銀、外資系投資銀行で働いた銀行マンが書いた本。サブタイトルの通り、株価の意味だったり、企業の目的だったり、それらを考えた上での実際の企業についてだったりで、そういう方面に疎い人にとっては新しく面白い内容です。ずっと理系でやってきた俺にとっては新しい考え方があったりで、考えさせられます。金融とは言え、一般の人も考えるべき話だと思うので、広く勧められます。アメリカ万歳的なのが俺としては嫌ですが、それは俺の知識が足りないだけかもしれない。「日本人は良く決定を先延ばしにするが、それは「決定を先延ばしにする」という決定をしたことに気づいていない」という言葉が印象的でした。

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    2009年10月04日
  • 残酷な20年後の世界を見据えて働くということ

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    ネタバレ

    2014年出版の本を11年後に飛ばし読み。当時から分かっている人には分かっていたことかとは思いますが、方向性なんかはそこそこ間違っていない感じで、ちょっと楽しめた。

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    2025年08月27日
  • 文系が20年後も生き残るためにいますべきこと

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    メモ
    ・AIに代替される100種のうち、15種が事務職(医療事務、学校事務、経理事務、行政事務など)、また販売・接客も多い。逆に医師、美容師、調理師は代替されにくい。→でも激務で薄給だと思うけど・・・(医師は奨学金返済してたらいいかもだが)
    ・文系の73%が事務・接客・販売についている。理系は18%
    ・欧米やシンガポールでは金銭解雇は一般的、上限は1~2年分の給与が支払われる
    ・非正規は文系38%、理系17%
    ・年収も理系の方が高い(平均46歳で559万円と601万円)
    ・正社員と非正規の間にこれほど差があると(非正規は正規の6割)、一度正社員になれたら「なんとしてもここにしがみつきたい」とい

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    2022年05月01日
  • 残酷な20年後の世界を見据えて働くということ

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    ・定住型か狩猟型か、自分の選好を見極める
    ・定住型だと思うなら、①会社や業界の10年先は安泰か、②自分の市場価値は上がるか、③死ぬときに後悔しない仕事内容か、を考える必要有り
    ・人間の欲求の最終段階は自己実現、即ち自らの能力を通じた社会へのインパクトであり、承認欲求はその下に位置する
    ・発展している業界で参入障壁が低いところはレッドオーシャン
    ・エクイティの威力はフロー収入に勝る、投資家に回るべき
    ・英語の他に武器をもう一つ
    ・やっている仕事の価値を判断するときには、①自分が成長できるか、②意味のあることか、③ハードワークがいつまで続くのか、④それなりの処遇か、の4つ
    ・思いやりをもって、謙虚

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    2021年06月10日
  • 不透明な10年後を見据えて、それでも投資する人が手に入れるもの

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    タイトルに答えるなら「本質を見抜いて生き抜く知恵」ということか。
    のうのうと生きて経済的にも時間的にも余裕がある人生を手に入れるなんて都合のいい答えを期待してみたけど違った。要約すると
    日本に比べてアメリカでイノベーションが起きている。
    そんなアメリカでも単独企業はいつかは負ける。
    でもアメリカのどこかでイノベーションが起きてテンバガー企業は生まれる(はず)。
    ならアメリカ全体に投資すればいいじゃない。
    そのくらいのリスク取らずに銀行預金してるのもまたリスク。

    うーん。リスクとリターンの費用対効果を考えるとアメリカETFも有りかもと思える。リターンを求めてリスクを上げるとそれだけ時間と精神を

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    2020年06月20日
  • 不透明な10年後を見据えて、それでも投資する人が手に入れるもの

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    投資としては
    やはり アメリカということですね。
    今後も 人口増加 GDP上昇
    日本は どうするか。
    アメリカの 発展に 便乗するしかないか。
    勝ち馬に乗るということですね。
    中国については 言及してなかったです。
    発展途上国は どんなに頑張っても グローバル企業には 戦えない。
    ちょっと 考えさせられました。

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    2019年05月24日
  • 文系が20年後も生き残るためにいますべきこと

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    刺激的なタイトルだな、と思うのは、自分が文系だからでしょう。
    そういう読者が多いと思われます。

    自分の仕事がなくなる、自分の存在意義がなくなる、わかっていながら何もしないことが一番のリスク。

    何年も同じしごとをしていると、口ばかり上手になって、やらない理由を探すのがうまくなりがちです。
    そうならないために、新しい武器を探し続けないといけないことをよくよく、理解させてくれます。

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    2017年09月16日
  • 65歳定年制の罠

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    年金行政の無策は、労働者と企業双方に負担を転嫁することしかできない。これからの世代を第一に考えないとますます日本は低賃金でOKの三流国になってしまう。

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    2016年06月13日
  • 残酷な20年後の世界を見据えて働くということ

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    「世間で広く言われていること、特に新聞やテレビ、雑誌が言うことに惑わされるな」ということである。というのは、往々にしてこれらは間違っているからだ。

    という文面が前半にあり、確かに世間で広く言われていることとは違った視点、数字や客観的事実、具体的な例などが記載されています。
    20年後を見据えて、働き方を考える。努力の仕方を考える。報酬と仕事量のバランスを考える。もし自分の属する会社が倒産ということになっても、乗り越えられるだけの能力や経験を積んでおく。というようなことが、著者の伝えたかったことなのかな、と思います。

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    2015年08月02日
  • 残酷な20年後の世界を見据えて働くということ

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    まあ、20年後は70歳を過ぎていて働いていることはないと思うし、生きているかどうかもわからない。もっと若者が読む本なのだろう、若い時に読んでおけばよかったと思う。投資銀行の出身だけあり、現在価値、将来価値などを鑑み、今するべきこと、考えること、考えすぎないことなどを説く。

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    2015年04月04日
  • 残酷な20年後の世界を見据えて働くということ

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    (備忘録)
    ・投資家の視点を持て(時価総額を注視)
    ・安易な転職をしない(次が決まってから)
    ・英語、ITスキルは必須。
    ・人間力(他人を思いやる心、謙虚さ)が重要
    ・成長する、チャレンジする、守りに入らない、物事を常に前向き、ポジティブに考えていきたい(個人的に奮い立たせてくれる言葉)
    ・お金があっても、深いところには手が届かない(寧ろお金がハードルになることも)
    ・あなたの20代をグーグルやマッキンゼーで馬鹿にするな?(インド人起業家ラジデダッタ氏)→ベンチャーで働く方が成長できる
    ・失敗したって命を取られるわけではない(十河一元)

    必ずしも目新しいものではないが、世の厳しさを知る一助と

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    2015年01月14日
  • 65歳定年制の罠

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    日本の高齢化社会で唯一の解決策は死ぬまで働くということ。そのためには、死ぬまで会社にしがみつくのではなく起業しようというのが著者の発想。

    ということなのだが、スティーブ・ジョブズや三浦雄一郎などの超大物を一例にあげられても、ピンとこない。逆に、参考になりそうなラーメン屋とかボランティアの一例は匿名なので、具体性がなくこれまたピンとこない。

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    2014年11月21日
  • サバイバルとしての金融

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    最近読んだ「日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません」と似てる。個人が頑張って成果を出せば紙の見えざる手が働きトータルでプラスになるよ。というのが筆者の主張。難しい言葉も多くなく読みやすい。ふつうの1冊という印象。

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    2014年02月01日
  • 65歳定年制の罠

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    今年の4月から改正高年齢者雇用安定法が改正されて、事実上企業は65歳まで雇い続けることを前提とした制度を整備しなければならないくなりました。これによって60歳以降もそれまでと同じ企業で働き続けられることができるので一安心・・・ということにはなりませんよ、というのが本書の趣旨です。

    もっというなれば、会社に残るのではなく起業することや社会活動に身を投じるというような選択肢を示唆する内容です。

    僕としては、高年齢者雇用は私の仕事では今トレンドの一つで、会社側ではなく、労働者側の考えるべきことというのを知りたくて手にとったのでしたが、思ったより「起業」を推しているような内容でした。確かに社内に残

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    2013年05月06日
  • サバイバルとしての金融

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    ネタバレ

    日本人としての価値観に理解を示しながら、株の売買やM&Aが建設的なものであることを徐々に説明してくれる本。
    読み物として面白かった。

    *米企業のほうが、少なくとも日系企業よりも、個人の幸せを重視した会社経営であるらしい。(日本は共同体の利益を優先するために、例えば転勤などは言われるまま)

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    2012年04月03日
  • プロジェクト・コード 小説 投資銀行――企業再建を賭けた、プロ達の戦い

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    久々の岩崎さんの本、久々のM&Aモノの小説。
    昔、こういう類の話を濫読していた頃が懐かしいです。

    ストーリーは単純で、日本の製造メーカーの
    アドバイザリーを勤める投資銀行に勤める若手バンカーの物語。
    投資銀行の内部事情がとてもわかりやすく、
    かつ面白く書かれていて、
    とてもサクサク読み進めることが出来ます。

    この本は、なぜかずーっと本棚に積読状態でした。
    当時、どんな思いでこの本を買ってしまったのかすら、
    忘れてしまいましたが、岩崎さんの本はハズレがない。
    もっと早く読んでおけばよかったと思わされるくらい、
    楽しめました。

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    2012年01月31日