一松麻実子のレビュー一覧

  • 友達ができにくい子どもたち : 社会性の発達と援助法

    Posted by ブクログ

    友達ができにくい子どもたち―社会性の発達と援助法。石崎朝世先生の著書。いつの時代も友達ができにくい子どもたち、人間関係に悩む子どもたちは存在しています。際立って自分勝手で身勝手であるとか、過度に攻撃的で乱暴狼藉を働くであるとか、逆に消極的過ぎて繊細過ぎであるとか、いわゆる問題児であるとか発達障害であるとかではなく、普通と変わらない子どもたちでも友達ができにくい子どもたちはいます。少し古い本だけれど、本質的で普遍的な内容なので、子どもたちと接することが多い人は一読の価値があります。

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    2018年12月28日
  • 人と関わる力を伸ばす : 社会性が幼い子への援助法

    Posted by ブクログ

    幼児期の社会性について、各時期に何を学び発達していくかについて「社会性が幼い子」の実例をあげて、その特徴と対処方法について説明した本。

    本書では自閉症を含む発達障害の子や、そこまでは至らない「社会性の幼い子」が社会性の発達過程の典型的な形を示してくれることがよくある、との主張のもと、実例が多く挙げられており、またそれらへの対処方法が挙げられている。この部分だけ読んでもなかなか面白い。

    著者は言語聴覚士であることから、子供からの質問や彼らとの受け答えを元に、現在どのような発達過程にあるかを判断し、対処する。その過程が比較的細かく書かれており、とても参考になる。ただし発達過程の説明と、その実例

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    2012年11月06日