プロ・ナチュラリストの著者が追う最新の都市動物の事情。
その変化は現在も進行中である。
影響する、自然と環境の変化やヒトと野生動物との
距離感などを考察し、彼らの実態を解き明かす。
・口絵4ページ
・はじめに
Tile01 東京23区民がクマ鈴を持ち歩く日
Tile02 カブト・クワガタ特需の深いわけ
Tile03 「アーバンオウル」登場
Tile04 ラスカルの次はバジャー
Tile05 アーバンスカンク大進出 Tile06 ヤマヒヨドリ出現
Tile07 カエル合戦終戦 Tile08 幸せ?の青いダンゴムシ
Tile09 空を埋め尽くす絶滅危惧種
Tile10 謎の水獣マツドドンのその後
Tile11 セミ界のニュースタンダード
Tile12 あちこちで結成!都会の「鳥」内会
Tile13 「私有地」という名のサンクチュアリ
Tile14 カウントダウン、キョンの上京
Tile15 「動物事件」の起こりやすい都市の
自然観察ポイント ベストテン
・おわりに
参考文献・URL有り。
紹介されるのはクマ、カブトムシとクワガタムシ、フクロウ、
ニホンアナグマ、キマダラカメムシ、イソヒヨドリ、
アズマヒキガエルの減少とアライグマ、
青いオカダンゴムシ、トモエガモ、マスクラット、
クマゼミ、ツミ、私有地という楽園、キョン、
そして「動物事件」の起こりやすい場所。
その背景にあるのは里山の減少、ナラ枯れの原因と副産物、
地球温暖化、海岸から内陸への移動、ウイルス、絶滅危惧種、
餌やり、外来種、プライベート・サンクチュアリという空間、
爆発的な繁殖力など。
2025年現在、クマの出没が巷の話題となっていて、
東京23区民がクマ鈴持ち歩きは現実味を帯びているように
感じられました。近隣ではイノシシ出没が起きているし。
キョンの話は、さるイベントに出店していた猟師さんから
聞いていました。房総半島の地形も数が増える一端で、
捕獲や駆除がかなり大変なのだそうです。
で、キョン。串焼きで食べたら美味しかったなぁ。