久野靖のレビュー一覧
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情報技術の基礎を身に付けるための教科書。
著者のカーニハン先生は、かの有名な K&R の K の方であり、プログラミング言語 AWK の K の人でもあります。「プログラミング作法」のような歴史的名著にも関わっておられる、この分野の権威です。
情報技術に直接関係していない非専門家の人達でも理解できるように、情報関連の基礎知識を平易に解説したものです。現代の情報技術者にとっては、当然知っていなければならないことであるとも言えるでしょう。
内容は「ハードウェア」「ソフトウェア」「通信」の3分野です。
コンピュータの動作の仕組み、プログラミングの仕組み、データを相手先に送り届ける仕組み -
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プログラマーもしくはプログラムを組んでるひとなら誰でも知ってるカーニハン先生、の著書。といってもプログラミングについて書かれている訳ではなくてITリテラシーについて書かれておりました。コンピュータのなりたちから昨今の動向まで、綺麗にまとめられてます、さすが第一人者。プライバシー問題に関してカーニハン先生らすごく過敏になってるんで、正直、そこまでする必要あるの?と思ったしまいます、自分の個人情報の価値ってそんなにあるの?と。価値観の違いなのか、それと客観的にリスクを考えた上でなのかわかりませんが、少なくとも改めて考え直す必要はありそうです。
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「プログラミング言語C」の著者のひとりである、カーニハン氏による、「情報」に関する入門書。一言、「情報」と言っても、広範囲であり、解説する以上は、ある程度の深さが欠かせなく、これらを一冊の本のみで記載するということは、何を取り上げ、何に触れないかの取捨選択が欠かせなく、私はそのような観点で読みました。ハードウェア、ソフトウェア、コミュニケーションの3部構成で、よく、ハード/ソフトの2つに分類されることが多い気がしますが、そこに、コミュニケーションが独立して取り上げられ、しかも、それが、ネットワークと表現されていないあたりに、何か、深さというか哲学を感じさせられます。専門家ではない人が対象ですが
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Posted by ブクログ
カーニハン教授による「コンピューター科学を専門としていない学生向けのデジタル・リテラシー入門署」
単なるコンピューター科学の入門署に止まらず、現代で必須となるセキュリティー、法律、道義的側面も含めたかなり実戦的な解説。
本署の目的は、プログラマーやエンジニアの養成ではなく、あくまでも「現代人のリテラシーとしてのコンピューター知識」の網羅。
(良い点)
入門署とはいえ、このボリュームでここまでそつなく網羅した事は素晴らしい。
・ハードウェア(ビット表現、コンピューターの計算基礎)
・ソフトウェア(アルゴリズム、OS,ソフトウェア)
・コミュニケーション(ネットワーク、WWW、セキュリ -
Posted by ブクログ
一般向けに、ハードウェア、ソフトウェア、コミュニケーションの3部仕立てでコンピューターについて解説した本。ビット・バイトの世界から、アルゴリズムやプログラミング、インターネットの成り立ち、著作権やセキュリティのような社会的問題までカバーしている。もちろん広く浅くであり、既に知っている話も多かったが、よい見取り図を提供してくれる。
汎用的な情報のディジタル表現、汎用的なディジタル処理装置、汎用的なディジタルネットワーク、この3つの原理。とにかく情報を0と1の組み合わせで表せれば、あとは汎用的なコンピューターで処理できる。汎用的なので携帯だって車だって家電だってコンピューターになる。これはチュー