1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災で、当時小学6年生だった妹を亡くした女の子が、少しずつ時間をかけて心の傷と向き合っていくお話。ノンフィクション。
作者がこの絵本を執筆中に新潟県中越地震(2004年10月23日)が起き、読者である私は東日本大震災(2011年3月11日)を知っているし、熊本
...続きを読む地震(2016年4月14日)は今も余震が続いている。
ある日突然、抗えない大きな力に襲われて理不尽に奪われていった命がたくさんあるのだと思うと、やるせなくなる。日本に住んでいる以上、大きな地震が起きる可能性からは逃れられないんだな、と本当に思う。
私にとっての「あの日をわすれない」は、いつ来るか解らない「その日」のために可能な限りの備えをすること。家族や知人たちと悔いのない日々を送ること。