須藤義人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久高島へ持って行って、島のいろんな場所、あらゆる猫の隣で読んだ本。
島で読む島本はあまり選択肢がなかったけど、結果的にとても良かった。
著者の須藤氏はじめ、大重潤一郎監督、その他ドキュメンタリー映画に関わったスタッフが、部外者として久高島を見つめた視点でこのエッセイも構成されているので、旅として行った部外者のわたしが島を感じるのにとても申し分なかった。
2011年なので今よりまだ少し祭祀が残っていて、過去の文化が消えゆく様が今よりもっとリアルに描かれる。
特に郵便局ができたシーンでは、わたしもちょうど手持ちのお金が怪しくなっていたところだったので、なんとあるのか!と驚いて本を片手に窓口へ駆け込