横山裕一のレビュー一覧

帯が市川春子というので、ギャップに笑ってしまった。「湧き立つ新世界！かっこよすぎて笑ってしまう」という推薦文がピッタリな、シリアスでハイセンスなノリにニヤニヤしてしまう。相変わらずツボです。

可愛い。子どもってアホかつ狡猾だけど、アホの方に焦点が当たってる。無意識でアホなことをやってる可愛さ。シンプルな絵も可愛い。

同じく横山裕一。
川崎市民ミュージアムでやっていた「横山裕一展：わたしは時間を描いている」にて購入。サインもいただいた。
『ニュー土木』もすごいがこちらも驚愕。
映画ばりに視点が錯綜する。映像を見ているかんじ。
2次元なのになぜ…。

横山裕一作品のキャラクターに
「かわいさ」が加わって読みやすいものに。

ひよこ超かわいいす。

イースト・プレス 2013年6月7日
帯コメント:
ネオ劇画とは何か？　これがそれである。
「湧き立つ新世界！ かっこよすぎて笑ってしまう」
　市川春子（漫画家・『虫と歌』『25時のバカンス』）

マンガをアートとして表現する作家。
土木的な現象から土木というレッテルが消えていく。それはマンガ的な表現からマンガというレッテルが消えていくのと一緒。

ニュー土木的会話も出来るようになります。私はしてます。

マンガというよりは不条理なコンテンポラリーアート。画面から受け取ることができるイメージは鮮烈。それにやかましい。ぬりえしたくなる。

子供ならではのこだわり、大雑把さ、楽しみ、恐れとかが記号的なキャラで描かれているような、いないような。

相変わらず状況の捉え方が変なところにマメ。