植木不等式のレビュー一覧

  • ぼくらの哀しき超兵器 軍事と科学の夢のあと

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     なぜ軍事研究・兵器開発では突拍子もない発想が許され、予算やヒトまでが付けられてしまうかを考えたくて読んだ。本書では、近代兵器に呪術的に立ち向かったタンザニアや中国の人々の物語、インテリジェンス・コミュニティの思考回路が生んだ奇妙なオペレーションにかんするエピソードも含めている。
     著者の該博な知識には驚かされるばかりだったが、この種の記事にありがちな「トンデモ」な「珍妙さ」を愛でるというスタンスがどうしても気になった。「トンデモ」として差別化して表象してしまうと、軍事研究・兵器開発の知が構造的に持っているいびつさを取り落とすことになるのではないか。言いかえれば、軍事研究・兵器開発には、不可避

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    2023年05月13日
  • ぼくらの哀しき超兵器 軍事と科学の夢のあと

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    ある種、人間の暗黒を捉へたもの。
     植木先生独特のユーモアが一応冴えるが、究極で考へる人々の、腹筋に来る開発競争が、殺人を目的としてゐるので、若干アレな感じである。
     長野の土人的に、佐久間象山がーでとるもんでちょっとアレだったけぇど、そこを読んだら、佐久間先生は核兵器を使ふ際にも使へる心得を書いとった、てふ文章だったので、ちょっと安心した。
     パイクリート!!ハバクク!!の歴史とかが。あと、アメリカのCIAネタを描く際のタイトルが「英国諜報部のパロディ」である件についての、どうでもいい言訳が面白かった。

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    2020年11月18日
  • ぼくらの哀しき超兵器 軍事と科学の夢のあと

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    ヒトラーの髭を無くせばカリスマ性がなくなる?と考えて実行しようとした軍事作戦など、下らない話を集めている。ただ書き方が中途半端に真面目で笑いに欠ける。

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    2018年09月09日
  • ぼくらの哀しき超兵器 軍事と科学の夢のあと

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    もうちょっと奇天烈なものかと思っていたのだが、読み終えてみると案外地味。
    筆致もあるのだろうけど。
    ひとつひとつのエピソードはもっと短くても良かったんじゃないかと思うな。

    とにかく、いろんなこと考えるもんだ。

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    2017年08月17日
  • ぼくらの哀しき超兵器 軍事と科学の夢のあと

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    古今東西の兵器開発史の中で画期的なアイデアの元超大真面目に論じられ、開発されつつも実用に至らなかった「究極の兵器」の数々について解説された本。読めば何でそれらが実用に至らなかったか、ものすごくよく解る。哀しい。色々な意味でとても哀しい。
    いわゆる「トンデモ科学」本。読んで、著者名を見て、版元を見て、「え、これ岩波!?」となるのも多分、ネタの内。

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    2016年06月12日
  • ぼくらの哀しき超兵器 軍事と科学の夢のあと

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    歴史の残滓を収集し嘲笑してるだけ。悪趣味。
    だって・・・そんな時代やったんとちがうん??
    笑らったげたら、可愛そうやん。

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    2016年05月25日
  • ぼくらの哀しき超兵器 軍事と科学の夢のあと

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    これまでの歴史の中で人類は様々な「超兵器」を開発・利用してきた…義和団など、宗教的な超兵器で列強科学に対抗しようとしたり、氷が沈まない性質を利用して氷で空母を造ろうとしたり。
    そんな科学者や将軍たちのちょっとズレた情熱とその結果を、軽妙なタッチで解説しているこの本。
    空想科学読本のシリーズが好きな人には特におすすめです。

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    2015年12月25日
  • ぼくらの哀しき超兵器 軍事と科学の夢のあと

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    人類の英知を結集した科学技術。歴史の中で、ときにそれは、権力者と結びつき、黒い面を覗かせた。科学研究には得てして、カネが掛かる。「国家」に設備資金を投入してもらい、「国家」の利益となる研究を進める。平時であればそれは人類全体の利益につながる研究なのだろうが、ひとたび「国家」が戦争当事国となった場合、どうなるか。往々にして、軍事研究にカネがつぎ込まれることになる。
    これとは別に、科学には、地道に研究を進める側面と、ときにより、それまで誰もが思いつかなかった発想の転換で大きな進歩が成し遂げられる側面がある。固定観念に囚われない、天才的な飛躍が大きな発展を生むことがあるのだ。ガリレオしかり、ニュート

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    2015年12月21日
  • ぼくらの哀しき超兵器 軍事と科学の夢のあと

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    不安、絶望は判断力を低下させ、そこに、全てを解決する安易なトンデモが入り込む隙が生まれる。事例が豊富で情報量も多い。たった100年程度で人類はこれだけやらかしている、ということを脳に刻む。

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    2015年11月09日