岡本嗣郎のレビュー一覧

  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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     トミー・リー・ジョーンズがマッカーサーを演じた映画『終戦のエンペラー』を観た。

     主人公はマッカーサーではなく、副官を務めたフェラーズ。日本を愛し、日本を良く知るこの男が、天皇を戦犯として裁くべきではない、との調査報告書をマッカーサーに提出したことが大きな要因となり、結果、天皇は不起訴となった。


     映画ではフェラーズと、かつてアメリカの大学で同窓だった日本女性との恋愛をからめて、日本の風景を織り交ぜながら抒情的な描写が多かったが、どうもその部分は脚色だったみたいだ(この本を原作として映画がつくられたわけではないのかもしれない)
     映画ではフェラーズはその恋人から日本文化を学び、日本を深

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    2017年08月15日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    戦争とキリスト教 終戦後の昭和天皇の裁判と判決の裏にはキリスト教と女性教育の走りを築いた女性とマッカーサー元帥に仕えたフェラーズの紛争があったことを知った

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    2025年12月06日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    ネタバレ

    映画「終戦のエンペラー」の原作?原案?と知り、読みました。恵泉女学園の創始者、河合道にさかれている部分が多くて、彼女の伝記かと思った。フェラーズのハーンへの尊敬が日本への理解につながったんですね。天皇陛下、皇室への日本人が抱える感情は海外の人には理解できないでしょうね。理屈じゃない、日本人のDNAに刻まれたものだから、と私は思います。

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    2019年03月21日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    終戦の時にこんなことがあったのか。もうちょっと他の文献も見てみたい。この時代に女の人はこんなに海外に学びに行ってたんだな。

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    2014年03月10日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    ネタバレ

    久保姉から借りた本。終戦の時天皇の戦争責任が問われるなか、マッカーサーに天皇不起訴を進言する覚書を提出した副官ボナー・フエラーズ。その際助言を求め 信頼した人物の一人 河井道の話。恵泉女学園。

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    2013年11月02日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    太平洋戦争後のアメリカ軍による統治を描いた作品、映画の原作です。
    高校の歴史の授業でもマッカーサー以外の名前は聞いたことなかったと思うんだけど、その裏にいたアメリカ軍准将と河井道と言う女性。
    この方、恵泉女学園の創始者なんですね。
    文化も考え方も違うアメリカと日本がどのように交わって行こうとしたのか…
    いやー知らなかったね、ここら辺の話は。
    勉強になりました。

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    2013年11月01日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    映画「終戦のエンペラー」を観て、ボナー・フェラーズ准将を初めて知り、興味を持ってこの本を購入しました。

    そして河井道と言う女性も初めて知りました。

    マッカーサー元帥のことは知っていても、ボナー・フェラーズ准将を知っている人って少ないですよね。

    映画とはかなり違っていましたけど、それはまぁ仕方ないとして、この河井道っという女性凄いなっと驚きでした。
    「イエスとノ―をはっきり言える人間におなりまさいまし」って。

    日本人は曖昧、控えめが美徳とされ今でも自己表現は苦手だと思いますが、この時代にそれを言えるということにまず驚きましたね。

    「家事はいつでも覚えられます。いまみなさんに必要なのは、

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    2013年09月11日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    「終戦のエンペラー」の映画を観てから、本を読みました。映画はフィクション・ノンフィクションの境目がわからなくなるのではないかと本を読んだ後の率直な感想です。天皇はどうして戦犯として裁かれることがなかったか、この本を読んで納得しました。河合道さんのぶれない生き方、明治生まれの女性の強さ、感銘しました。

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    2013年08月23日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    河井道さんの言葉のひとつひとつが ぐっと胸に沈んでくる一冊でした。映画を観に行こうかどうか、迷っています。「お習いしたことがきちんと学べなくて落第点を取るような人は、この世から逐電しておしまいなさいまし!」……これは強烈だったなあ(笑)

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    2013年08月14日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    ネタバレ

    映画しか見ていませんが、DVDが出ていないので、Booklogでは登録できなく、本の項目で映画の感想を書きます。

    天皇の戦争責任についてはアメリカ人が作った映画というより、日本人が作った映画という感じです。敗戦の受け入れについては天皇が指示したが、開戦責任については曖昧にしています。
    日本の俳優陣(火野正平、夏八木勲、伊武雅刀、中村雅俊、西田敏行、羽田昌義等)が熱演しています。東条英機役の火野正平は台詞はありませんでしたが、結構見せる演技でした。
    最後に天皇(片岡孝太郎)がマッカッサー(トミー・リー・ジョーンズ)に向かって「戦争の責任は一切私にあり、日本国民にはない」という台詞を聞いて思わず

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    2013年09月03日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    神道の宮司の家庭に生まれながらキリスト教に出会い、両方の視点を持ち女性教育の先駆者となった河井道。

    そしてその友人である親日家・知日派であるが故に対日本への情報戦を任され苦悩するボナー・フェラーズ准将。

    二人の人生を追っていくことで、当時の人々の視点、戦時工作、そして昭和天皇を無罪にするために凡走した隠された真実を明らかにしていく。

    こんな素晴らしい人々がいたのを知ることが出来て良かったと思う。
    ただタイトルが内容と合ってないかも。

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    2013年08月09日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    本ではなく映画のレビューです。検索しても映画が出てこなかったので・・・

    (No.13-40) 映画館で鑑賞。

    太平洋戦争、戦争直後の日本で天皇をめぐって何があったのか?
    私は知ってるような気になっていながら、実はぼや~っとしか知らなかった。

    これはドキュメンタリー映画ではなく「物語」。恋愛部分などはフィクションでしょう。
    でもその後のことを考えると、かなりの整合性があると思いました。

    マッカーサーは大変したたかに考え行動した人だとは思っていたけれど、その通りでした。
    その下の、フェラーズ准将のことは初めて知りました。そんな極秘調査が行われていたのか。
    マッカーサーが本国とは逆の構想があ

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    2013年07月29日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    読み応えあった。アメリカ映画『終戦のエンペラー』の原作ってことで文庫化されたので読んでみたわけですが、たぶん映画は全くの別物なんじゃないかなぁ。
    それで残念というよりはむしろ好きなタイプのノンフィクションだったのでとても満足。
    さて、主人公はGHQのフェラーズ准将と恵泉女学園創立者の河井道。とはいえ、実際には河井道に関するエピソードが多いかな。それぞれの取材量に相当大きな差があったと思えてならない。あとがきに書かれていたようにフェラーズの娘さんが亡くなってしまって取材できなかったってのも大きいんしゃないかなぁ。
    ともかくもタイトルとしては元々の『陛下をお救いなさいまし 河井道とボナー・フェラー

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    2014年01月26日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    渡米経験がありクリスチャンでもあった教育者・河井道とマッカーサーの側近で天皇擁護派だったボナー・フェラーズの言動や人生を元に、天皇陛下が戦犯にされることなく今日に至れたかを「外側から」考察した本。
    米軍側の策略、彼らが意見を参考にしたであろう日本人たちのこと。核心は語られていないけれど、そうだったのだろう、と思えるお話でした。

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    2016年07月16日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    ネタバレ

    いまいちテーマが絞られていない感じだった。
    視点がいくつもあったから、余計にそう感じたんだと思う。
    道さんの話が一番面白かった。
    恵泉に興味を持った。

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    2016年03月31日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    「終戦のエンペラー」
    映画を観たのは2年前の夏です。
    そしてこの本を買ったのは昨年の夏。ナツイチ2014の中の1冊でした。
    今年、ようやく読み始めたのですが。

    映画とは全然違いました。

    映画では、マッカーサーの意向を受けた日本通のボナー・フェラーズが、東条英機や近衛文麿と会って話を聞きながら、開戦時の実態を探るという話でした。
    ちょっとしたロマンス部分はフィクションとしても、軍や政府の高官たちを訪ね歩くところは事実に即しているのだろうと思って見ていました。

    原作と言われるこの本は、ほぼ河井道について書かれています。
    新渡戸稲造に師事し、やる気だけで恵泉女学園を創り、運営してきた女性河井道

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    2015年08月01日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    戦前、良妻賢母ではなく、一人の人間として生きようとした女性の話。
    日本とアメリカの宗教観の違いなど納得させられるところは多くあったが、タイトルとは少し違う逸話集のようなものだった。
    けれど、その時代に女性が生きるためにはこれほど強い芯を持っていなければいなかったのかと考えさせられた。

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    2015年02月16日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    天皇の戦争責任を回避した女性河井道の人生を描いた作品。恵泉を設立した河井道という女性がどのような人物であり、あの時代においてはたいへん希有な人物であったことはよく分かる。しかし、天皇陛下の戦争責任を回避するためにどれだけ貢献したかに関してはやや疑問なところもあった。たしかにフェラーズにとっては大変有力な人物であったが、彼女個人だけの力という訳でもない。ミクロな視点から見ればそういうエピソードもあっただろうが、もっとマクロな視点で見れば、天皇陛下の戦争責任回避という問題はもっと様々な観点から語られるものではないかとも思う。
    これはこれとして読むには、ドキュメンタリーとしての筆者の書き方に馴染めな

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    2014年05月10日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    やや偏った感じは受けるけど、河井道の強い信念と行動力には惹かれる。
    ただ、ひとつのことを為す人というのは善人ではダメだとも実感。
    河井道の熱い情熱に傷ついたり袂を分かった人も多かったろうと思う。
    いい人なだけでは物事は進まないし変えることもできない。

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    2013年08月12日
  • 終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし

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    映画「終戦のエンペラー」の原作とのこと。大部分はマッカーサーの側近で日本通のフェラーズ准将と、その友人であり恵泉女学園の創設者である河合道の話。肝心のフェラーズについては取材不足感が否めない。

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    2013年08月09日