土塚理弘&スタジオねこのレビュー一覧
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前巻の面白さを引き継ぐ形で始まった第9巻。
試合の終わりに初めて見せた「辻村の本気」を見たケンちゃんの祖父は、伊藤、中倉、そしてユウに「古流剣術」と「殺気」について教えを施そうとするが――
その後の試合において3人が3人ともきちんと成長し、結果を残し、勝利する。
まさに某少年誌の「友情・努力・勝利」の方程式が遺憾なく発揮されてて面白かった。
また、ユウの対戦相手だった妃蜂(ヒバチ)ちゃんが負けて悔し涙を流すところは、ぶっちゃけ「可愛い」と思ってしまった。
反面「佐藤の傲慢さ」が物凄く鼻持ちならなくて気に入らなかったのも事実。
なんだかんだ言いながら、もっとも他人を見下し、剣道 -
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県大会が終わり、また新たな目標への挑戦が描かれた11巻。
目標とは。武道やスポーツ、勉強など様々なことにおいて大切な目標という設定。その目標が今巻ではテーマだったと思います。ただ純粋に歩むもの、目的をもって走りだしたもの。スポコン物として定番の構図となってまいりましたが、今大会で一応の決着はつけるのかな。目標は届かないからこそ目標に成り得るものなんで、深い絶望も見てみたいです。
今月のビッグガンガンから「BAMBOO BLADE C」が始まるのでBでやることは終わりそうな雰囲気ですね。中学という発展途上のキャラたちが送る剣道モノとしてこれからもカッコイイ演出を見せていって欲しいです。 -
Posted by ブクログ
……正直に言うと、同じ原作者の「バンブーブレード」の終わり方があまりにもひどかったので、正直購入すべきかかなり悩んだんですけど、こちらは「良い意味」で期待を裏切られましたね。
わりとまっとうな「剣道マンガ」になっている上に、原作者の「風味」というか「持ち味」というか、そう言った部分が作品を阻害せずにきちんと活かされているところが好印象。
もっとも絵柄にややクセがあるのでもしかすると「読まず嫌い」という人がいるのかも知れないけど、それはあまりにももったいない。
真面目で、純粋で、何より「面白い剣道マンガ」なので、ぜひ読んでみてください。オススメ!