瀧澤中のレビュー一覧

  • 「幕末大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

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    或いは本書のような論考は「歴史を学んでみる」ことの“真髄”のようにも思う。伝えられている事実、伝承等を検討し、「現代にも通じる教訓」を汲み取ってみようとする試みである…こういうアプローチは、或いは「ビジネスパーソンのための…」という色彩も帯びるのかもしれないが…何も読者対象を限定しなければならない理由は無いと思う。広くお勧めしたい一冊だ。本書は“要所”を厳選して語っている面も在るので、「煩雑な印象」、「密度が濃すぎる印象」を免れ得ない、幕末の経過を知る上でも有効な一冊として奨められる。

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    2015年03月10日
  • 秋山兄弟 好古と真之

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    「国」を良くしようと頑張る。
    「公」のために尽くす。
    秋山兄弟に共通することだ。
    「国」「公」を人に置き換えると、この本の内容がかなり身近になる。

    自分の能力を高めるため勉強及び見聞を広げること、
    自分の持てる材料をどのように活かして人のために頑張れるか、
    そこは私自身も努力しなければいけない。
    また、自分が体言化することも必要になる。
    その日が来るまで時を待ち、準備が必要だ。
    そのようなことをじんわり感じさせる本である。

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    2009年12月06日
  • 日本で一番不況に強い男 二宮尊徳の成功実学に学べ

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    働く場所住む場所を整える=割れ窓理論(ブロークンウィンドウズ)
    栄えている会社は例外なく掃除が行き届いている

    分度

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    2009年10月07日
  • 「戦国大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

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    戦国大名が滅んだ理由について、奇抜ではないが独自の考察や文献も参照しつつ、分かりやすい記載がしてあり、また現代政治にも絡めながらの解説なので、面白く読めました

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    2025年04月09日
  • 秋山兄弟 好古と真之

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    ネタバレ

    またまた、歴史好きを名乗りながらも
    全く知らなかったシリーズ、で秋山兄弟をチョイス。今回はいつもの倍以上に全く知らなかった人物だったので、本書がわかりやすくまとめられてて非常に良かった。

    騎兵部隊の向上に努めた兄・好古と戦術の天才・真之。その二人の基礎が江戸時代の教育にあり、何のために働くか、徳とは何か、といった軸のある教育をしてるかどうかに関わるという
    視点が面白かった。
    真之が日露戦争後、目的を失って彷徨う人のように宗教活動に移っていったのはすごく人間らしくてわかるなぁ。日露で勝つために頭も体力も精神も使ったんだろうしね。
    本書は秋山兄弟以外にも優秀な人物として
    火薬の発明者 下瀬雅允、

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    2022年02月23日
  • 日本はなぜ日露戦争に勝てたのか

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    日露戦争に勝ったのは日本史上において凄いと言われていて、その勝因については多くの人が解説をしています。

    武器の新技術開発をしたとか、負けたらロシアに日本を植民地化されるので切羽詰っていたとか、幕末で戦争経験をしていた人がいたから、断片的にそれらを知っていますが、この本の様に、多くの角度から検討した本を読んだのは初めてです。

    多くの要因が重なって、あの大国に勝つことができたと思いますが、この本を読んだ印象では、日英同盟の存在、米国を味方にできた指導者の個人的な人間関係、莫大な戦費(外国建国債)を調達できた個人的な人間関係、諜報活動が首尾よくいったこと、が挙げられると思いました。

    その中でも

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    2015年07月20日
  • 「戦国大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

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    織田徳川同盟と日米同盟、夏の陣とハルノートといった近代との比較はまぁ目からウロコであった。歴史は繰り返すとは正にこの事。政治力とは体力・気力の充実、人気・信頼感のが戦国時代に通じるものとして上げられており、自分ももっと意識すべきと感じた。

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    2014年11月16日
  • 秋山兄弟 好古と真之

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    『坂の上の雲』で有名な秋山好古、実之兄弟について綴った一冊。

    司馬遼太郎の影響か、とかく神格化されがちな秋山兄弟を冷静な視点で分析している。
    また最終章では『坂の上の雲』にも出てくる、日露戦争時に活躍した軍人、技術者についても触れており、それについて的確に書かれているように思えた。

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    2014年09月21日
  • 「戦国大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

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    ◼︎2014/07/21
    ◼︎副題にもある政治力に関する研究を、戦国大名や現代の事例に重ねて考察したもの。

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    2014年07月21日
  • 秋山兄弟 好古と真之

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    ネタバレ

    「坂の上の雲」でお馴染み?の秋山好古・真之兄弟の日露戦争における軍事的功績や、育った環境、明治日本という背景を考察しながら「いかにして人材が生まれるのか」エピソードを中心に分かりやすくまとめる事が本書の主旨。

    日露戦争のきわどい勝利、その勝因を無理にまとめれば人・物・金が絶妙のタイミングでそろったということだと思う。それは
    ・立身出世して世のため他人のために尽くせと教育された向上心を持つ「人」材
    ・下瀬火薬や無線機などの優秀な武器「物」
    ・高橋是清の不思議な縁で調達できた戦費「金」
    である。

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    2013年04月03日
  • 秋山兄弟 好古と真之

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    明治日本という国とその国民の質の高さが秋山兄弟という軍事的天才を生み出した。
    これまで軍事的要素を中心に語られることが多かった秋山兄弟。
    彼らを生み育てた明治日本という背景を考察することで、人材が生まれる社会、条件とは何かを探る。

    [ 目次 ]
    第1章 戦闘開始―日露戦争の現場で
    第2章 赤ん坊をお寺にやっちゃ厭ぞな―深い兄弟愛
    第3章 秋山兄弟、近代教育に漬かる―最初は軍人志望ではなかった二人
    第4章 初陣・日清戦争―騎馬と軍艦
    第5章 海外で専門教育を受ける―ナポレオンとマハン
    第6章 秋山兄弟以外の「秋山」たち―下級武士を動かしたもの
    終章 秋山兄弟の遺産―何を残し、何を

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    2011年06月07日
  • 日本で一番不況に強い男 二宮尊徳の成功実学に学べ

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    まず基盤を整え、地道に積み重ねられる利益を光として、農民に見せる。無理な節約ではなく、過度な贅沢ではなく、過去五年間の平均で目下の生活費を決める。まずやって見せ、できることを示す。一緒に考える土壌を提供し、公平な判断を促す。学びになることが、たくさんありました。後半はいろいろな人の例が混ざって、少し残念。

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    2010年12月29日
  • どうして、国を守らなければいけないの?

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    日本に今起こっている、世界との関係を、中高校生でも理解できる様に書かれた本。
    日本国憲法第9条のことや、尖閣諸島問題、自衛隊のことなど。
    普段は考えたりしていなかったが、最近の対中国問題などを考えるための1つの参考書になるであろう。

    なぜ、日本は弱腰になったのだろう。自分で自分を守れない様にされてしまったからなんだろう。
    中国やロシアなどと話し合いで解決できると、政府は思っているのであろうか。

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    2010年12月28日
  • 「戦国大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

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    知人が読んでいて、自分では選択しなそうだと思い読んでみた。
    歴史があまり得意でない私には読みやすく、広く知識を得た感じ。誰もが知っている現代の政治家との比較は分かりやすい。
    全体の利を考えての行動、リーダーになるべく人間は一般人とは違う目を持っているんだなと思った。

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    2025年01月12日
  • 「戦国大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

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    没落していった戦国大名の失敗要因を「政治力」と言うキーワードで紐解いている一冊。

    フォーカスを当てている戦国大名の思考やその行動の背景については一次資料を元に他の学者、作家が記したものをベースに筆者の想像によって書かれていることが多いと感じるため、本当にそうなの??と思うところ多数。

    その前提はあるとしても、戦国時代の登場人物と近現代の政治家を比較していく考察はとても分かりやすかった。

    組織に属して仕事をしている方も経営者として仕事をされている方もフリーランスとしてお一人で仕事をされている方も、一読して損はないと思われる。

    人を動かすための政治力とは何か。
    改めて違った視点から自分を見

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    2021年11月12日
  • 「戦国大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

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    「政治力」の観点から、没落して言った戦国大名を考察する一冊。

    内部の権力闘争は状況が悪くなってから発生するとの考察がためになる。

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    2020年01月13日
  • 世界一たのしく、わかりやすい! 政治のニュースが100%わかる本

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    作家で政治に詳しい著者が政治や憲法などについての基本的な知識を対話形式で書いた一冊。

    政治家の仕事、選挙制度、憲法の成り立ち、自衛隊についてなどの仕組みや問題点を対話形式で学ぶ事ができました。
    国会議員の一日のスケジュールや日本国憲法成立までの曲折、自衛隊と国防についてなど言葉では知っていることの深い真理の部分を本書で改めて学ぶ事ができました。
    そんななかでも日本国憲法の矛盾点については大変勉強になりました。

    本書を読んで、無関心でいるのではなく政治や憲法など書かれていることについて一人一人が考えることとそれについて議論することによってより良いものになっていくのではないかと改めて感じさせら

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    2019年12月24日
  • 「戦国大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

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    武田勝頼、足利義昭、織田家臣団、関が原、豊臣秀頼からの失敗について考察した本。
    外交は気分でやってはならない。これは現代に通じる箴言ともいえる。

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    2019年04月13日
  • 「幕末大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

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    幕末の激動期に、主役として活躍した何人かの大名のことを、著者の視点で評価している本。ただ、私が知りたかったのは有名な主役級ではなく、日和見をしていた300の藩主がどのように振る舞い、どのような顛末を迎えたか、の方だったので、その意味では期待外れだった。

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    2017年07月09日
  • 「幕末大名」失敗の研究 政治力の差が明暗を分けた

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    幕末大名たちの権力闘争史として読むと面白い。

    ペリー来航当時の老中筆頭阿部正弘は危機を迎えて人材登用に踏み切る。やがてそれは保守派譜代大名と改革派の親藩・外様大名の権力闘争を生むが、

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    2017年05月21日